静岡市中心部に残る幕末・明治初期の文化財紹介
「幕末・明治初期の文化財紹介」とは
静岡市中心部には、多くの文化財があります。
徳川家康が大御所政治を展開した駿府城跡は有名ですが、幕末・明治初期に関係する文化財も多くあることは、あまり知られていません。
現在の静岡市は、明治維新の際に江戸幕府最後の将軍だった徳川慶喜が移り住みました。 また、幕府時代には領地700万石を有した徳川将軍家が、駿河・遠江70万石の一大名として移封され、徳川家の家督を相続した田安亀之助(徳川家達)が駿府藩主となりました。 これにともなって江戸にあった旧幕府の蔵書などの多くが静岡の地に移されました。 また、旧幕臣の中には、駿府藩士として再雇用された者の他、藩士として雇用されなかったものの徳川家への忠誠捨てがたく、静岡の地に無禄で移住した旧幕臣も多くいました。
これらの幕末・明治維新期の文化財について、簡単な紹介とともに、『静岡県史』や静岡県歴史文化情報センターに保管されている「静岡県史編さん収集資料」の中から関係する新聞資料の一部を挙げてみました。 この他に、関連する古文書資料もあり、これらの資料は静岡県歴史文化情報センターで閲覧することができます。
また、紹介した文化財は、南にあるものから順に並べてあります。半日ほどの散策コースとして、文化財めぐりをしてみてはいかがでしょうか。