2020年3月・4月の貴重書展示
万延元年の遣米使節団将来本
~小栗忠順の従者による記録『米利堅紀行』ほか~
県立中央図書館では、当館所蔵の貴重資料の利用、研究促進を図るため、毎年「貴重書講座」を開催しています。
今年度は2月15日に、「葵文庫の会」会員である矢島 一 氏に「万延元年の『メリケン紀行』~小栗主従の書籍から辿る遣米使節~」と題して講演をお願いしました。講演内容は大変好評で、当日展示した万延元(1860)年に遣米使節団が持ち帰った「葵文庫(江戸幕府旧蔵図書)」資料についても、参加された方々に大変興味をもって閲覧して頂くことができました。
遣米使節団には、およそ500冊の図書が寄贈されたといわれています。その内「葵文庫」には10余部が所蔵されています。今回の展示では、講演会で紹介された小栗忠順の従者による日記体の記録『米利堅紀行』はじめ、使節団が持ち帰った図書や絵図等をご紹介します。
展示期間・場所
期間 3月3日(火曜日)~4月17日(金)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー
※期間中、資料を入れ替えて展示します。
展示資料一覧
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