2014年8月の貴重書展示
幻の?駿府城
駿府城と駿府の繁栄
駿府城は、天正14(1586)年に徳川家康が築いた居城です。江戸時代初期には、家康による大御所政治が駿府城で行われ、駿府は、政治・経済の中心地として大いに繁栄しました。家康の死後も、駿府が幕府直轄領となり、駿府城にも城代が置かれるなど、駿府は天下の要衝として重要視されました。
駿府城は、何度か大きな火災に遭い、その度に再建されましたが、天守閣は寛永12(1635)年の焼失以降再建されず、城の規模も次第に縮小していきました。天守台も、明治時代に歩兵第34連隊の誘致にともなって破壊され、更地となってしまいました。
戦後、旧本丸・二の丸部分は「駿府城公園」として多くの人に愛され、巽(たつみ)櫓(やぐら)や東御門も復元されました。坤(ひつじさる)櫓(やぐら)も平成26年3月に復元され、駿府城も在りし日の姿を取り戻しつつあります。
展示期間・場所
期間 8月1日(金)~8月28日(木)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー
(期間中、資料を入れ替えて展示します)
展示資料一覧
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