2013年2月の貴重書展示
富士山を望む風景
静岡・山梨両県が一体となって推進している富士山の世界文化遺産登録。その登録の可否は、今年6月のユネスコ世界遺産委員会で決定されます。富士山が自然遺産ではなく文化遺産への登録を目指しているのは、富士山が古来、信仰や芸術の対象になっていたからですが、それは、富士山を目にしたことのある日本人が昔から非常に多かったことを意味しています。富士山を望む風景は北斎や広重を始めとして多くの芸術家の画題となってきました。今でも富士山は多くの芸術家の画題として愛され続けています。
今回の展示では、当館で所蔵する資料のうち、富士山が描かれている風景が掲載されているものを展示します。
展示期間・場所
期間 2月7日(木)~27日(水)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー
展示資料一覧
画像をクリックすると、当館デジタルライブラリーの該当資料または拡大画像が表示されます。
書名等 | 画像 | 略説 |
291/44 『東海道名所図会』 |
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江戸時代後期から明治期にかけて出版された旅の案内書で、各地の神社仏閣・名所旧跡・名物・説話等を、和歌や挿絵などを用いて解説しています。 |
S220/1 『駿国雑志』 |
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駿河加番(駿府城の警備役)として駿府に赴任した阿部正信が、天保14(1843)年に記した駿河国の地誌の写本です。 >詳細pdf |
S291/15 『天保三年伊豆紀行』附録 「九十五年前の伊豆」 |
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幕府奉行の木村喜繁が、天保3年(1832)に伊豆を視察した時の紀行文の画帳です。 >詳細pdf |