2021(令和3)年2月のWeb版貴重書展示 「富士を望む風景」
K915-108-048-060『白梅に富士山の図』
富士を望む風景
富士山に関する有名な"県民あるある"に「静岡県民と山梨県民は、富士山がどちらの県のものかで論争になる」というものがあります。実際は、富士山の県境は未確定で、頂上付近も富士山本宮浅間大社の私有地ですので、どちらのものとも言えません。
また、富士山の見える範囲は意外に広く、東京でも建物がなければ路上から富士山を見ることができます。なんと福島県でも見えるポイントがあるそうです。
このように富士山は静岡・山梨両県民に限らず、実に多くの日本人が目にし、文化や信仰の対象になってきました。江戸時代には、富士登山に行けない人のために、小型の築山「富士塚」が各地に作られたり、多くの浮世絵師が富士山を画題にした浮世絵を描いたりしました。
富士山を望む風景は、今でも絵画や写真の画題として日本中で愛されています。
展示期間・場所
期間 2月2日(火曜日)~2月28日(日曜日)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー
(期間中、資料を入れ替えて展示します)
展示資料一覧
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