パンくずリスト:このページは ホーム »の下の デジタルライブラリー »の下の しずおかの貴重書常設展示 »の下の 2021(令和3)年11月のWeb版貴重書展示「紅葉を愛でる」 です

2021(令和3)年11月のWeb版貴重書展示「紅葉を愛でる」

千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋1千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋2千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋3

K915-108-031-018『千代田大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋』

紅葉を愛でる

~Web版 貴重書展示~

四季折々の風景が美しい日本において、秋の紅葉は古くから人々に愛されてきました。日本最古の歌集『万葉集』にも、紅葉を詠んだ和歌が多く残されています。

平安時代には紅葉狩りなど紅葉を楽しむ遊びが貴族の間で盛んに行われ、その様子が『源氏物語』『小倉百人一首』などに描かれました。

その後、紅葉狩りは室町時代から徐々に庶民の間に普及していき、江戸時代には秋の行楽として定着しました。そして、現代でも、秋の風物詩として紅葉見物に出かける習慣が続いているのです。

展示期間・場所

期間 10月30日(土曜日)~11月28日(日曜日)
場所 静岡県立中央図書館 入口入ってすぐの貴重書展示コーナー
(期間中、ページを替えて展示します)

展示資料一覧

画像をクリックすると、当館デジタルライブラリーの該当資料が表示されます。

書名等 画像 略説

K915-108-031-018

『千代田大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋』

(前半のみ)

千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋1千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋2千代田乃大奥(ちよだのおおおく)瀧見(たきみ)のお茶屋3

楊洲周延の代表作の一つとして知られる『千代田の大奥』は、江戸大奥の年中行事や大奥で暮らす女性たちの姿を描いたシリーズものです。

「瀧見のお茶屋」は、紅葉の秋庭を散策し、人口の滝を遠くに望む5人の女性が描かれています。

池の面の周囲は高台になっており、風が吹き上げるため「吹上」の地名がついたといいます。現在の東京都千代田区、皇居の西部にある吹上御苑と思われます。

K915-108-050-001

『新皇居(しんこうきょ)紅葉之園(もみじのその)』

(後半のみ)

新皇居(しんこうきょ)紅葉之園(もみじのその)新皇居(しんこうきょ)紅葉之園(もみじのその)新皇居(しんこうきょ)紅葉之園(もみじのその)

この作品は、『風俗錦絵雑帖』に収められている作品の1つです。

皇居の一室から、遠く富士山を望む庭園を眺めている様子が描かれており、当時の皇族も紅葉狩を楽しんでいたことがうかがえます。室内にいる女性の衣装に注目すると、和装と洋装が用いられ、西洋のファッションが宮中でも取り入れられていることが分かります。

貴重書展示一覧に戻る