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十返舎一九と駿府の文化

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 さる9月20日(日)、当館で貴重書講座を開催しました(当館及び葵文庫の会主催)。タイトルは「戯作者十返舎一九と駿河の文化」で、講師は静岡市歴史博物館の増田亜矢乃様が務めてくださり、悪天候にもかかわらず、多くの方々が参加してくださいました。

チラシ

 私は、事前に十返舎一九の代表作、「東海道中膝栗毛(上・下)」の現代語訳版を読み、弥次喜多の世界に浸ってから講座にのぞみました。高校時代に「日本史」の授業で学んだこともあり、作者・作品の名前と内容をある程度は知っていましたが、実際に読んだことはなかったので(そういう人は意外に多いのでは?)、いい機会になりました。

 今回の講座では、増田様が、江戸時代の駿府で生まれた戯作者、十返舎一九の活躍ぶりや、駿府でも花開いた出版文化が多様な身分の人々に広まっていく様子を、黄表紙(大衆娯楽本)などの本と古文書などの歴史資料から、お話しくださいました。
講座風景

 文化の秋に、ここ静岡出身の十返舎一九や当時の駿府の様子の一端を学ぶ、豊かな時間になりました。十返舎一九について少し知識が増えた今、駿府城公園のお堀沿いにある「府中弥次喜多像」が、これまでとは少し変わって見えるかもしれません。

 増田様、そしてご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

資料

(展示資料の一覧はこちら)

 なお、上の当日展示資料は、静岡県立中央図書館デジタルアーカイブや国文学研究資料館運営の「国書データベース」でご覧いただけます。