図書館周辺のPHOTOギャラリー〔初夏編〕
静岡県立中央図書館周辺は木々の緑に囲まれた憩いの空間です。
四季折々の美しい表情をご紹介します。
第2回/初夏編
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花の説明
1 ムラサキカタバミ
カタバミ科オクサリス属。南アメリカ原産。江戸時代に渡来した草花で、野生化しているものも多い。
2 ホタルブクロ
キキョウ科ホタルブクロ属。初夏に身近な里山や道端で可愛い大きな花を咲かせる。その名のいわれは子供がこの花に蛍を入れたとか、花の形が提灯(火垂る・・・ホタル)に似るなどといわれる。
3 お茶の葉
ツバキ科ツバキ属の常緑樹。比較的温暖な亜熱帯地方に生える。昔は垣根などにも使われた。このチャの新芽からお茶をつくる。静岡県は全国茶生産の約50パーセントを占める産地。
4 ヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属。本州、四国、中国の山野の林内に自生。5~7月、白花から薄紅色の大きな花を木いっぱいに咲かせる。名前は丸い花を法師(僧兵)の頭に、総苞片をその頭巾に見立てたもの。
5 ケヤキ並木
ニレ科ケヤキ属。本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾に分布。空に向かって手をのばすかのような樹形が端正で、春の新緑、秋の黄葉ともに美しい。
6 ニワゼキショウ
アヤメ科ニワゼキショウ属。北アメリカ原産。明治時代中期に渡来。庭などに生え、細い葉や草姿がサトイモ科のセキショウに似ていることからついた名前。
7 枇杷の実
バラ科ビワ属。中国原産と言われ奈良時代には渡来していたようだが、国内でも自生も確認されていて、その原産説は定かではない。
8 ヒメシャラ
ヒメシャラ・・・ツバキ科ナツツバキ属。本州(神奈川県箱根~近畿地方)、四国、九州(屋久島まで)分布。山地の林内に生える。樹皮が淡い赤褐色で滑らかなのが特徴で、樹林内でもよく目立つ。ツバキに似た白い花を6~8月に咲かせる。
(林床の植物はフッキソウ・・・・ツゲ科フッキソウ属。日本・中国原産。グランドカバーなどに多用される。4~5月、花茎の先に白い小花がまとまって咲く。)
9 ドクダミ
ドクダミ科ドクダミ属。草の臭気から毒溜めとされ、転じてドクダミになった。別名は十薬で、10種の薬効を示す名前。白い花びらに見えるのは苞。
引用した資料
- 1・6・9 杉村昇/写真と文「花の色別道ばたの草花図鑑 1・2 偕成社 2000年
(当館請求記号470.38/スキ) - 2 久志博信/著「山野草大百科」講談社 2005年 (当館請求記号627/ヒサ)
- 3 ますざわたけお/へん「茶の絵本」農山漁村文化協会 2007年
(当館請求記号619.8/マス) - 4・5・7・8 鈴木庸夫/著「葉・実・樹皮で確実にわかる樹木図鑑」日本文芸社 2005年(当館請求記号653.2/スス)