創立100周年
更新日:2025年9月3日
静岡県立中央図書館は、大正14(1925)年4月1日に「静岡県立葵文庫」として開館し、令和7(2025)年4月1日に100周年を迎えました。
100周年記念事業
葵レク 静岡県立中央図書館創立100周年記念講演
静岡県立中央図書館創立100周年を記念して、県立図書館のこれまでを振り返り、未来に向けた図書館像を考える機会とするため、講演とパネルディスカッションを開催します。
開催日時:令和7年10月25日(土曜日)14時~16時30分
会 場:静岡県立中央図書館3階 会議室
講 演:静岡県立中央図書館百周年に寄せて 県立図書館の存在意義と図書館探究
講師:鈴木 善彦 氏(学校法人新静岡学園理事長)
パネルディスカッション:図書館 これからの100年
パネリスト:学校法人新静岡学園理事長 鈴木 善彦 氏
パネリスト:トモエ文庫(家庭文庫)主宰 草谷 桂子 氏
パネリスト:静岡県読み聞かせネットワーク会長 勝山 高 氏
コーディネーター:静岡県立中央図書館長 高橋 健二
葵レク 城址講座「新発見の『駿府御城内絵図』について~絵図から見えた、天守の姿~」
新発見の絵図から、大御所時代の駿府城についてお話しいただきます。
開催日時:令和7年11月2日(日曜日)14時~15時30分
会 場:静岡県立中央図書館2階 講堂
講 師:加藤 理文 氏(公益財団法人日本城郭協会常務理事)
特集展示「100をキーワードにした本」
「100」をキーワードにした一般資料の特集展示です。
展示期間:令和7年8月30日(土曜日)~9月28日(日曜日)
展示場所:静岡県立中央図書館 総合案内カウンター前
葵レク くずし字解読講座「初めて古文書に触れる人のために」
県内に残る江戸時代の古文書の解読を通じ、くずし字を解読するコツを身につけます。
開催日時:令和7年10月16日(木曜日)21日(火曜日)23日(木曜日)28日(火曜日)各回とも13時30分~15時
会 場:静岡県立中央図書館3階 中集会室
講 師:静岡県立中央図書館歴史文化情報センター職員
葵レク 貴重書講座「静岡県立葵文庫とその事業」
戦前の静岡県立葵文庫が静岡において果たした役割について解説いただきます。
開催日時:令和7年11月1日(土曜日)13時30分~15時
会 場:静岡県立中央図書館3階 会議室
講 師:青木 祐一 氏(葵文庫の会会員 学習院大学非常勤講師)
子ども図書研究室講演会「豊かな心を育む絵本の世界」
発達にそった絵本の選び方や、わらべうた、そして21世紀型スキルとして大切にしたいことなどを、絵本をキーワードにわかりやすくお話しいただきます。
開催日時:令和7年7月15日(火曜日)14時~16時
開催方法:ライブ配信(会場でみんなで視聴、ご自宅等で個別に視聴のどちらか)
講 師:瀧 薫 氏(社会福祉法人子どものアトリエ 理事長 大阪芸術大学短期大学部 教授)
動画配信:令和7年7月29日(火曜日)~10月31日(金曜日)
終了した催しはこちら
記念ロゴのご紹介
100周年を記念して、Webサイト、イベントのポスター、チラシ等に使用するロゴを作成しました。
当館職員(親族を含む)から寄せられた18点の候補作品について、全職員で投票を行った結果、次の作品を採用することに決まりました。(令和6年12月)
作成者 中釜 はるひ さん
武蔵野美術大学 造形学部視覚伝達デザイン学科 4年生(※作成当時)
作成者の言葉
静岡県立中央図書館創立100周年おめでとうございます。
今回の100周年ロゴマークは静岡の富士山を中心にデザインを構成しました。富士山にかかる朝日で100周年の「100」を、開いた本の形で中央図書館の「中」を表しています。また、色は駿河湾の深さをイメージした紺碧と快晴の富士山をイメージしたスカイブルーを使い、グラデーションで歴史を重ねていく図書館を表現しました。
100年の歩み
大正14(1925)年に静岡県庁の隣(現 静岡市歴史博物館 所在地)に「静岡県立葵文庫」として開館しました。開館に際しては、徳川家の記念事業として渋沢栄一氏等の寄附を受け、徳川幕府旧蔵書や初代県知事関口隆吉収集資料も所蔵することになりました。戦時中は講堂等が空襲の被害に遭ったものの、館内の蔵書については当時の文庫長が懸命な消火活動を行い、焼失を免れました。
そして、昭和45(1970)年、現在の地(静岡市駿河区谷田)に移転し、館名も「静岡県立中央図書館」となりました。旧葵文庫があった場所には「葵文庫由来碑」が立てられ、当時の様子が伝えられています。それから平成、令和の時代を経て、当館はまた新たな歴史を刻もうとしています。
<葵文庫由来碑>
当館の歴史については、100周年記念動画にもございますので、ぜひご覧ください。
また、「静岡県立中央図書館100年の歩み」は令和7(2025)年2月1日に発行された、静岡県立中央図書館だより「文化の丘」377号に掲載されています。その他の記事と併せて、こちらもぜひご覧ください。
100周年記念動画
当館の100年の歴史や「葵文庫」をはじめ当館が所蔵する貴重書の紹介動画です。
ぜひ、ご覧ください。