当館所蔵貴重書「葵文庫」の高画質画像 約1,100冊を追加
1月26日(木)デジタルライブラリーに1,102冊(204タイトル)の貴重書(葵文庫)の高画質デジタル画像を追加しました。貴重書の数々を、いつでもどこでもなんどでも、じっくりと細部までご堪能ください。また、PDFファイルをダウンロードすることもできます。
葵文庫(江戸幕府旧蔵書)とは
幕府の公的機関であった蕃書調所、洋書調所、開成所、さらには昌平坂学問所、箱館奉行所関係等の旧蔵書の一部を指します。これらは慶應4年8月徳川氏(家達)の駿府移封とともに静岡に移され、府中学問所(駿府学校)、静岡学問所(静岡学校)、さらには静岡師範学校へと逐次継承され、大正14年4月、静岡県立葵文庫の開館にともなって当館に収蔵されました。
こちらからご覧いただけます。⇒電子図書館・葵文庫
今回追加した代表的な資料をご紹介します。
『厚生新編』(AJ8)
江戸時代後期の家庭百科事典。フランスのショメール編の百科事典をオランダ訳本から抜粋翻訳したもの。
『チュプカ諸島図』(AJ15)
江戸時代後期の北方探検家 近藤重蔵が樺太から千島列島の情勢を探索し、描いた地図。
『蝦夷地全図』(AJ17)
天明8(1788)年に描かれた北海道の地図の模写。形がいびつで、下北半島や津軽半島がなければ北海道とはわからないほどである。
『実測日本地図(北蝦夷)』(AJ18)
『実測日本地図(蝦夷諸島)』(AJ19)
伊能忠敬が作成した日本全図小図をもとに、幕府開成所から発行されたもの。
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![]() 『実測日本地図 蝦夷諸島』(AJ19)
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