私は高校生の頃まで静岡市で暮らしていました。ペンネームの「瀬名」は出身地に由来しています。少年時代は、少年漫画『ドラえもん』や内外のエンターテイメント小説を読むことが好きでした。また、日本平動物園で生き物のスケッチをしたり、科学雑誌の付録に夢中になったり、手品師にあこがれてマジックキットを練習したりしていました。
そんな私は今、本を読み、そして本を書く仕事をしています。その背景には小説だけでなく科学の本からの恩恵もあります。パイロットの免許を取得し、皆既日食を観に世界へ出掛けているのも、科学と物語が離れがたいひとつのものであるという思いがあるからです。
今回の講演では、静岡での少年時代の思い出を始め、どのようにして科学と小説を繋ぐ仕事をしているのか、本の「面白さ」とはどのようなことなのか、さらには人工知能に小説は書けるか?といったことまで、好奇心の翼を羽ばたかせながらお話しできたらと思います。
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■ 日時
平成30年10月7日 日曜日 午後2時 ~ 午後3時30分(開場 午後1時30分)
■ 会場
静岡県立大学 大講堂 (静岡市駿河区谷田52-1) ※公共交通機関でお起こしください
■ 講師プロフィール
瀬名 秀明 氏(小説家) 1968(昭和43年)、静岡市生まれ。静岡県立静岡高等学校卒業の後、東北大学大学院薬学研究博士課程修了(薬学博士)。『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。『八月の博物館』、『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』(原作=藤子・F・富士雄)、『この青い空で君をつつもう』など著書多数。科学ノンフィクションや書評・評論も手掛け、『ミトコンドリアのちから』(共著=太田成男)、『瀬名秀明ロボット学論集』などの著書もある。
■ 参加無料
■ 対象
どなたでも
■ 定員
600人(要事前申込・先着順)
■ 申込み
申し込み状況はこちら (1)電話(054-262-1246)で申込み (2)FAX(054-264-4268)で申込み ※ (3)メール(webmaster@tosyokan.pref.shizuoka.jp)で申込み ※ ※ FAXとメールには件名を「ふじのくにブックレクチャー」とし、氏名、電話番号、FAX番号(FAX申込みの場合)を記入してください。 (4)静岡県立中央図書館ウェブサイト(受付フォーム)
■ 共催
静岡県教育委員会 / 静岡県立大学
■ 後援
静岡県図書館協会 / 静岡県書店商業組合
■ 問い合わせ
静岡県立中央図書館企画振興課 電話:054-262-1246
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