『山梨稲川集』は『文緯』と『音韻・附録』を収録しています。彼は詩文だけでなく、音韻の研究も行いました。音韻を正しく理解して初めて古書は正しく読むことができると考えた稲川は、中国古代の音韻を研究しました。その研究は漢字の部首のうち、右側に位置する旁(つくり)により漢字を分類するという独創的なもので、その成果の一つが『文緯』です。 現在の漢字辞典は部首ごとに分類されていますが、『文緯』は漢字の旁(つくり)で分類されています。 画像を閲覧するには下のリンクをクリックしてください。 ★山梨稲川集をデジタルライブラリーで閲覧する |