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図書館周辺のPHOTOギャラリー〔早春編〕

静岡県立中央図書館周辺は木々の緑に囲まれた憩いの空間です。
四季折々の美しい表情をご紹介します。

第8回/ 早春編

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  • ウメ
    1 ウメ
  • ホトケノザ
    2 ホトケノザ
  • カンザクラ
    3 カンザクラ
  • サンシュユ
    4 サンシュユ
  • ハクモクレン
    5 ハクモクレン
  • オオイヌノフグリ
    6 オオイヌノフグリ
  • ボケ
    7 ボケ
  • ツバキ
    8 ツバキ
  • スイセン
    9 スイセン

花の説明

1 ウメ

バラ科ウメ属。落葉広葉小高木~高木。北海道、本州、四国、中国、九州、沖縄に分布。樹高3~5m。庭で観賞用に植えられた歴史はサクラより古く、枝が垂れるもの、八重咲き、二色咲きなど、園芸品種が数多くある。花を楽しむ「花梅」と、実の収穫を目的にした「実梅」がある。実は5~6月頃に熟し、梅干しや果実酒などに利用できる。

2 ホトケノザ

シソ科オドリコソウ属。日本全土に分布。花期は3~6月。対生する葉を、仏の座るハスの葉に例えて名がついた。別名のサンガイグサ(三階草)は葉が段々につくからである。春の七草のホトケノザはコオニタビラコのこと。名前は同じでも本種は食べられない。花に近寄ってみると凝った意匠に驚く。雛鳥が親に餌をねだって大きく口をあけているように見える。植物自体も凝っていて、つぼみのように見える濃い色の部分は、花をひらかずに受粉してしまう閉鎖花である。

3 カンザクラ

バラ科サクラ属。ヤマザクラとカンヒザクラの交雑から生じたと考えられる栽培品種。太平洋側を中心に各地で栽培される。早咲きのサクラの中でも特に早く開花し、静岡県熱海市などに名所がある。花弁はごく淡いピンクでほぼ円形。小型で長さ幅ともに10~13mm。縁は内側に巻き込む。

4 サンシュユ

ミズキ科ミズキ属。朝鮮半島・中国原産。本州(東北地方以南)、四国、九州に分布。樹高3~15mの落葉広葉小高木~高木。サンシュユは中国名で、日本名は「春黄金花(はるこがねばな)」。春に若葉の芽吹く前に花が咲き、株全体が黄に覆われるようになることから名付けられた。

5 ハクモクレン

モクレン科モクレン属。北海道、本州、四国、九州に分布。樹高10~15mの落葉広葉高木。春に若葉の芽吹く前に花が咲く。つぼみは銀色の毛に覆われている。花は白で直径10~15㎝、強い香りを放つ。ガクが花びらと同形同色なので、合わせて9枚の花びらがあるように見える。

6 オオイヌノフグリ

ゴマノハグサ科クワガタソウ属。ヨーロッパ、アフリカ原産の帰化植物だが、すっかり日本に定着している。花期は2~5月。冷たい風の吹く早春の頃から、日だまりでポツポツと咲きだす。花の直径は1㎝ほど。ぱっちりと瞳を見開いたようなこの花を見て、春の到来を感じる人は多い。

7 ボケ

バラ科ボケ属。北海道、本州、四国、九州に分布。樹高1~2mの落葉広葉小高木~高木。花はウメに似ていて、花の茎には毛が生えている。原産地は中国で平安時代には日本に渡来し、園芸品種も多い。実には芳香があり、生食はできないが果実酒として利用される。

8 ツバキ

ツバキ科ツバキ属。日本原産。高さ10~13m。花期は12月~4月。種名の由来は諸節あるが、一般的には、光沢のある葉が育成する木という意味の「津葉木(つばき)」になったと考えられている。昔から庶民にも知られていた植物で、古くは日本書紀に登場する。江戸時代には、庶民に人気の高い植物だったが、花びらが一枚一枚散ることなく、まるで首を切られたように花の根元から落ちるため、武士には嫌われたようだ。ツバキの種子からはツバキ油ができる。ツバキ油は零下15度以下にならないと凝固せず、様々な用途がある。

9 スイセン

ヒガンバナ科スイセン属。原産地は中近東か地中海で、日本では暖地の海岸に広く野生化している。花期は12~4月。スイセンは原産国からシルクロードを通り中国へ渡来した。中国の古代では、水辺で育つ清楚なこの草を"水の仙人"とした。この草が広まっていくにつれて、"水の仙人"から"水仙"になった。日本には鎌倉時代、修行僧が持ち帰った。

引用した資料

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