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図書館員の棚から3冊(第69回)(2016/09/09)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画を御紹介します。
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■第69回目は 富士市立中央図書館 小林 一也 さん です。■

 こんにちは。富士市立中央図書館の小林と申します。
 今年の4月から配属になりました富士市立図書館のアラフォー中年“ルーキー”です。
 図書館職員として、まだまだこれから勉強すべきことが山のようにありますが、今回は図書館の新任職員らしく、フレッシュな視点で、誰でも、そして普段あまり本を手に取らない人でも気軽にパッと楽しめるわかりやすい本をご紹介させていただきます。


 『工場夜景』 (工場ナイトクルーズ/編 二見書房 20153月)

 
“工場夜景”とは、言葉のとおり“夜の工場の風景”ですが、10年位前から神奈川県川崎市や三重県四日市市、北海道室蘭市、福岡県北九州市などを中心に、巨大工場群の夜間照明に映し出される幻想的な風景を楽しむことがブームとなり、現在では工場夜景をめぐるバスツアーや、海からクルーズ船で観賞するツアーが大人気だったりと、観光面だけでなく、そのまちを盛り上げる“起爆剤”としても注目される存在になりつつあります。
 この本は、そんな全国津々浦々の幻想的な工場夜景の写真集です。
 本の中では、写真の説明はもちろんですが、そのスポットの観賞ポイントや工場の内容など、そのまちの工業の歴史も紹介しているため、写真や風景の裏側にある“まちのストーリー”も感じることができると思います。
 また、収録されている写真の多くは、川崎市などの主催で開催されたフォトコンテスト“工場夜景・美の祭典”の受賞作品で、撮影者のコメントも掲載してあり、工場夜景をより親しみやすい存在に感じさせてくれます。
 この本は、“写真集”というのはもちろんですが、「工場夜景って何だろう・・・」と興味を持ち始めた方から、「もっと全国の工場夜景スポットを見てみたい!」という方まで、色々な方にお楽しみいただける、まさに“夜の全国工場お散歩ガイドブック”と言えます。
 今年の12月には、全国の工場夜景都市の皆様とともに、富士市で“全国工場夜景サミット”が開催されるなど、我がまち富士市でも工場夜景活用の機運が高まってきております。是非一度、この写真集をお手にとってみてはいかがでしょうか。


 NHK取材班 アマゾンを撮る男たち』 TJMOOK 宝島社 20165月)

 リオ五輪・パラリンピックが開催され、今、経済成長とともに世界から注目を集めているブラジル。そのブラジルを中心に9か国にまたがる広大なアマゾン生態圏には、いまだ未踏の大自然が残されていると言われています。
 この本は、そんなアマゾンを15年間にわたって追い続けてきたNHK取材班の歴史と舞台裏、実際に起きた出来事などを描いたものです。その中で、自然ドキュメンタリー番組はどのように制作されているのか、自然界における決定的瞬間をなぜ撮影できるのかなどの疑問にも答えてくれています。
 この本の魅力は、アマゾンを舞台とした迫力のある写真やそのエピソード、リアリティのある体験談というのはもちろんですが、何よりもこのドキュメンタリー番組にかける番組取材班の思いが我々を熱くしてくれます。極限状態におけるプロ魂、決定的な瞬間や奇跡的な出来事の裏側にある取材班スタッフの“証言”は、映像や写真だけでは表現しきれない“現実”を物語っていると思います。この本を読んだ後は、自然ドキュメンタリー番組の見方も少し変化するかもしれません。

 
 『歴史に学ぶ自己再生の理論』 (加来耕三/著 論創社 20161月)

 「“歴史”というのは過去のものなのか・・・?」私がまだ学生だった20数年前、たまたま受講した歴史学の講義で先生が我々学生に問いかけられたこの言葉を今でも記憶しています。その時に印象的だったのは、「歴史そして未来は、過去と現在の延長線上にある」という考え方でした。
 「歴史はくり返す。」と始まるこの本は、そうした歴史学のエッセンスをわかり易く説明しながら、筆者の視点から江戸時代の賢人・石田梅岩が開いた石門心学を物差しに、ローマ時代の政治家セネカ、吉田兼好など歴史に名を残した人物の実例を紹介することで、歴史を通じて今後我々がどのように生きていったらよいかを考えさせてくれる一冊です。
 “自己再生”“自己改革”をテーマにした本は色々ありますが、“歴史”という切り口から自己再生を考えるという視点が、とても印象的でした。
 “ちょっと今の自分を変えてみよう”と考えている皆さん、“歴史”というアプローチ、エッセンスから、これからの時代を生き抜くヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。

          次回は 松崎町立図書館の皆さん です。 

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