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現在位置:HOMEの中のメールマガジンから図書館員の棚から3冊(第59回)(2016/03/25)

図書館員の棚から3冊(第59回)(2016/03/25)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画を御紹介します。
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■第59回目は 富士市立東図書館 山口 進 さん です。■

 
 こんにちは。富士市立東図書館長の山口です。私が東図書館に配属になってから丸4年がたとうとしています。もともと読書は好きでしたが、毎日図書館で本に囲まれるようになってからますます好きな本を手に取る機会が増えました。もっぱらエンタテイメント小説ばかりで恐縮ですが。
 最近は、読み終わると内容や感想を「読書通帳」に記入するようになりました。今回は、その中から特に私の気に入っている3人の作家さんの作品をそれぞれ選んでみました。
 私は登場人物たちに気持ちがどんどん入ってしまうので、シリーズ物ばかり選んでしまう傾向があります。

 
1.『隠蔽捜査』(今野敏/作 新潮社 2005年)

 ドラマ化もされた、警察を舞台にした人気シリーズの第一作です。警察小説というと、刑事が主人公で現場で起きた事件を解決していくというイメージですが、こちらは違います。主人公は東大卒警察庁官僚の竜崎。事件は起きても実際に捜査するわけではなく、マスコミ対応や警察の組織防衛が彼の主な仕事なのですが、ごまかしのない、一切ぶれない彼の魅力にぐいぐい惹きつけられます。
 このシリーズは、単なる警察小説ではなく、組織の中で責任ある立場にいる人間が、危機的状況の中でどういう選択をしていくかの事例を提示してくれている点からも、読み応えがあると思います。


2.『銀行仕置人』(池井戸潤/作 角川書店 2005年)   

 こちらも大人気ドラマの原作シリーズです。半沢直樹ではなく花咲舞ですが、花咲舞は出てきません。本書の主人公は銀行本店営業部次長の黒部一石。与信判断のミスを問われた格好で閑職の人事部付に異動させられ、そこから行内の巨悪に闘いを挑むというストーリーです。上層部が主犯でその濡れ衣を着せられ反撃するという、「わかっているけど毎回スッキリ面白い」展開で、ある意味安心して読めます。
 私はドラマ化される前に読んでいたのですが、ドラマも面白く楽しめました。

 
3.『雨の狩人』(大沢在昌/作 徳間書店 2014年)

 大沢在昌氏は、昨年度富士市に講演会でお招きしましたので、直接お話する幸運に恵まれました。大沢氏の作品の中では『新宿鮫シリーズ』が有名ですが、ご本人は作品をシリーズ化することがあまり好きではなく、ファンからシリーズ化の要望があってもなかなかそれに応えられないというお話を伺いました。作家さんにもいろいろあるんですね。

 本書も、『狩人シリーズ』の1作です。主人公の佐江刑事と、チームを組んでいる谷神刑事のコンビネーションが絶妙で、終盤はミステリーの要素を加味しながら迫力を増していきます。大沢氏の世界を堪能できる作品です。


     次回は 静岡福祉大学附属図書館 進藤 令子 さん です。 


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