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現在位置:HOMEの中のメールマガジンから図書館員の棚から3冊(第52回)(2015/12/11)

図書館員の棚から3冊(第52回)(2015/12/11)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画を御紹介します。
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■第52回目は 浜松市立佐久間図書館 長谷川 陽子 さん です。■


 こんにちは。浜松市立佐久間図書館の長谷川です。

 先月、市内の本好き仲間たちと一緒に「本好き仲間たちの企て」というイベントを行いました。雑誌や映画パンフのコレクション展示、活版印刷体験、書皮とラッピング講座、テーブルトークなどなど、本をあいだに多くのみなさんと時間をシェアできました。私はというと当館で毎週水曜日に開催している「あ~だこ~だ」という企画を持ち込みました。

  あ~だこ~だとは、図書館の本を活用する楽しさを体験していただくために毎月一つテーマを決めてそのテーマに沿った参考図書を間にあ~だこ~だといいながら参加者みんなでものづくりを楽しむという企画です。講師はたてず、本が先生というわけです。

 さて、今回は私のなかで「先生」と読んでしまうほどの“佐久間本”をご紹介します。

 佐久間町の本とくればやっぱり『佐久間町史』(※1)でしょう。縄文時代から現代までじっくり読むことができます。たとえば、佐久間ダムや久根鉱山の資料をとお探しにいらっしゃる方には町史が詳しいとおすすめしていますが、ここでは『史料編』をおすすめします。佐久間町史の史料編は古文書の翻刻をまとめているものですが、その巻頭には「解題」があります。この解題こそがおすすめポイントで、土地の成り立ちからその地域が刻んできた歴史の解説に止まらない若林淳之先生の地域に向けたまなざしに触れられ、私は何度読んでも感情の盛り上がりを抑えきれません。

 この史料編と同じく紹介したい資料が『広報さくま復刻版』(※2)です。全2巻から成るこの資料は昭和20年~50年代の旧佐久間町やその前の佐久間村や山香村の広報紙を復刻したものです。佐久間という地域の郷土記事として最良の資料ですし、紙面には各時代が反映されていて、デザインという面から見ても楽しめると思っています。

 以前、「広報さくま」でご紹介したことで筆者の方と情報交換できたのが『秘境はるか塩の道秋葉街道』(※3)です。相良から信州・岡谷までの塩の道を写真と手書き地図により詳しく紹介する本で、筆者の有賀さんは各地の人々の証言を交えながら記録しています。静かな町も時を経てその姿を変えています。歴史をしのびながらその変化を確認できる貴重な資料となっています。

※1 『佐久間町史』上・下巻、『史料編』全4巻 

※2 『広報さくま復刻版』1・2

※3 『秘境はるか塩の道秋葉街道』有賀競/文、野中賢三/写真・イラスト

 静岡県立中央図書館のメールマガジンに前回寄稿したのが2005年。なんと!あれから10年経ちました。郷土資料を開けば町の変化に驚かされ、今ある資料が未来において“今”を証明するのだなあと感じる日々です。

 

                 次回は御前崎市立図書館 松本 亜泉 さん です。 

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