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図書館員の棚から3冊(第49回)(2015/10/23)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画を御紹介します。
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■第49回目は 浜松市立中央図書館 柳川 友香 さん です。■


1.『にぐるまひいて』
(ほるぷ出版 1980年 ドナルド・ホール/ぶん バーバラ・クーニー/え 
  もき かずこ/やく)


  秋になると思い出す絵本が「にぐるまひいて」だ。
 10月になると、とうさんは1年間かけて家族が作った農作物や木工品などすべてを、牛にひかせた荷車に積み、遠い道のりを経て、町の市場へ向かう。市場に着くと、羊の毛、じゃがいも、りんご、はちみつはもちろんのこと、ひいてきた荷車も牛の手綱も、持って来た物は余さず売ってしまう。初めてこの絵本に出会った時は、大事に育てた牛と手綱までも売る潔さに驚いた。
 とうさんは、売ったお金で暮らしに必要な物と家族へのお土産を買い、家へ帰って行く。そして一家は、翌年の市で売る物をまた作り始める。季節は変わり、暮らしは続いていく。アメリカの古き良き時代を素朴な絵と文で描いており、自然の美しさ、働く喜びが伝わってくる。


 2.『あと少し、もう少し』
(新潮社 2012年(瀬尾まいこ/著)
 

 学生の頃は、短距離よりも長距離走が得意だった。短距離走は、あっという間に終わってしまい、挽回が難しい。それに比べ長距離走は、距離の長さにはうんざりするが、コツコツと走り進められることと、走り終わった時の達成感は何とも言えない。
 この本は、駅伝県大会を目指して奮闘する中学陸上部の物語だ。3年生にとっては、中学最後の大会となる年なのに、ベテランの顧問の先生が異動になってしまう。そして駅伝を走る長距離部員が足りない、と波乱含みだ。駅伝のたすきを繋げるように、この物語も1章ごとに1区から6区までの走者がお話を繋げていく。
 記録が伸び悩む設楽、ヤンキーの大田、何でも引き受け屋のジロー、クールに構えている渡部、素直な1年俊介、エースの桝井。
 最後には、新人顧問の采配で決めた走順が功を成す。あと少し、もう少し、走り続けた先には何が見えるのだろうか。


3.『おーいぽぽんた 声で読む日本の詩歌166』
(福音館書店 2001年 茨木のりこ/〔ほか〕編集委員)


 万葉集から現代詩まで、詩・短歌・俳句が166篇、5人の詩人が小学生のために選んだ日本の詩歌が収められている。私は大人になってから出会った本だが、教科書で馴染みの詩もあり懐かしく感じた。ところどころにある柚木沙弥郎氏の画から、言葉のリズムや情景をイメージし、楽しむことができる。セットになっている解説「おーいぽぽんた 俳句・短歌鑑賞」も併せて読むと、作品の背景が分かって興味深い。私の本棚の中では、繰り返し読まれている1冊である。

 
                 次回は浜松市立中央図書館 川崎 智子 さん  です。 

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