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図書館員の棚から3冊(第42回)(2015/06/26)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画を御紹介します。
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■第42回目は 牧之原市立相良図書館 水野 祥子 さん です。■

 私の本棚には様々な本がありますが、嫁いで30年たった今でもいまだに小学校1年生になった時に両親から買ってもらった『世界名作ものがたり 一年生』があります。川端康成・石山脩平監修、偕成社発行、定価230円(この本の価格で年齢がわかってしまう)
 家庭教育学級や子育て関連でお話させていただく機会があり、その時に必ず言うのは、子どもさん専用の本棚を用意してください。立派な本棚ではなく、カラーボックスでも段ボール箱でもかまいません。子どもが手に取れるところに、その子専用の本棚・本箱をおいて、小さい時から読み聞かせてきた絵本、お気に入りの本をおいてほしいとお願いしています。できれば大人になるまでずっと・・・。本は自分から子どもへ、そして孫へと読み継がれていきます。

 
1.『パパだいすきママだいすき』
 やすいすえこ・作 / いもとようこ・絵 岩崎書店 1982年

 もりにまぶしいあさがやってきて、こぶたのミックは、げんきいっぱい。パパとママはおおいそがし。ちょっとしたことで、パパとママはけんかしてしまいます。あんなにこわいパパを見るのもはじめて、そしてママも泣いちゃうなんて・・・。ミックはどうしていいのかわかりません。もし、パパが帰ってこなかったら・・・。ママが家出しちゃったら・・・。パパとママのけんかは、子どものミックをとても不安な気持ちにさせたのです。
 ちょうど、私も夫婦喧嘩をしてしまった時に、この本に出会いました。そして反省したのです。それ以来、子どもの前ではけんかはしていません。絵本から学べることも多々あり、司書の仕事に就いてから、子育て中の方々に紹介する本の中の1冊にしています。


2.『にんじんさんがあかいわけ』
松谷みよ子・作 / ひらやまえいぞう・絵 童心社 1989年

 この絵本は、昔話としていくつかのタイトルや様々な人が再話しています。英語でも出版され、たくさんの人に読まれています。
 私の子どもに、毎日読み聞かせていた頃、何度も何度も読んだ絵本です。大人の私からすると、人参が赤いのはあたりまえ、ごぼうが黒いのも、大根が白いのもあたりまえなこととしていました。このお話を知って、う~ん、なるほど!と目からうろこの状態。なんだか子どもみたいに納得して、うれしくて、自然に笑顔になっていた自分がいました。この絵本を息子の本棚から、孫が取り出してきました。息子「お~なつかしい!何度も何度も読んでもらったな~」と1歳過ぎの自分の子どもに読み聞かせていた姿を見て25年経ってまた自然に笑顔になれた絵本です。


3.『けやき図書館物語 さびしい時間のとなり』
草谷桂子・作/永井泰子・絵/ポプラ社 2000年

 東京から転校してきた清野と図書館の花壇の若葉を通して美佳との出会い。
 大阪から転校してきたタカシと友達になった直樹。
 五年生のなおみと二年生の妹、わきばあちゃん、大ばあちゃんとのかかわり。
 お母さんが急死するという悲しいできごとがあったマキ。
 弟が亡くなってから、自分の存在を悩む昌也。
 この六つのお話に登場する子どもたちは、さびしさ、つらさ、孤独をかかえています。でも、そこに図書館や館長や司書のやりとりがとてもあたたかい気持ちにさせてくれます。図書館を舞台にした六連作で、私は壁にぶつかった時に何度も読み返しています。図書館に勤務した私に「この本の著者の出身は私たちの町だよ、読んでみな。」と図書館建設を願っていた方がプレゼントしてくれた本です。そして、それがご縁でしばらくして著者に出会える機会がありました。今の私の支えになっているこの本と著者に感謝しています。

          次回は 小山町立図書館 滝口 詩乃 さんです。
 

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