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図書館員の棚から3冊(第38回)

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図書館員の本棚拝見!
このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画をご紹介します。
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■第38回目は 掛川市立中央図書館 前田 宏希 さん です。■

 
1.『最貧困女子』(鈴木大介/著 幻冬舎 2014年)
 日本は経済大国ですが、貧困が問題となっています。本書は貧困の中でも表に出にくい最貧困女性の生活実態を丁寧に取材したものです。
 親からの虐待から逃れるために未成年で家出をし、非合法セックスワークに従事することにより、親や警察の目から逃れつつ日銭を稼ぐ最貧困女子。学歴も中卒、住民票も親元に置きっぱなしという状況では、表だった職業に就くこともかなわず、またセックスワークのなかにおいても、容貌、体型、接客能力によって稼げる額が違うために、劣る者はさらに低所得に甘んじなければならない悲惨な実態が浮き彫りになっています。また闇の部分といえるセックスワーク従事者の知的障害、発達障害、精神障害の実態などにも触れられており、目をそむけたくなるような現実を本書は読者に突きつけます。

2.『りかさん』(梨木香歩/著 偕成社 1999年)
 『西の魔女が死んだ』でおなじみの梨木香歩の作品です。主人公の女の子ようこはひな祭りのプレゼントに、リカちゃん人形が欲しい、とおばあちゃんにお願いします。ところがやってきたのは、真っ黒い髪の市松人形。箱には半紙で「りかちゃん」と書いてあります。ようこはがっかりしますが、突然りかちゃんがしゃべり出します。しかも「これからは『りかさん』と呼んで欲しい」とまで言ってきます。人形や人間と会話できるりかさんが人形の世界の問題をようこと一緒に解決します。梨木香歩らしいさわやかな物語です。

3.『中小都市における公共図書館の運営 1963』(日本図書館協会/編)
 先日、国立国会図書館に立ち寄る機会がありました。国会図書館の書庫出納カウンターの上部のコンクリート製の柱には「真理がわれらを自由にする」との文言が刻まれています。日本の公共図書館は戦後、国立国会図書館法にあるこの言葉に呼応して、民主的な、市民に開かれた図書館へと転換を図りました。その契機となったのが「中小レポート」と呼ばれる本著です。戦後の図書館界の先覚者たちがどのような図書館を理想としたのか、その情熱が刻まれています。

               
次回は 掛川市立大東図書館 浅山 愛美 さん です。
 

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