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図書館員の棚から3冊(第32回)

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 図書館員の本棚拝見!
 このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画をご紹介します。
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■第32回目は 磐田市立福田図書館 村松 千津子 さん です。

1.『ゴミ分別の異常な世界  ―リサイクル社会の幻想― 』
 (杉本 裕明/著 服部 美佐子/著 幻冬舎 2009年)

 ゴミ処理の有名な標語に『混ぜればゴミ、分ければ資源』というのがある。はたして分別の種類が多ければ本当にリサイクルに繋がり、ゴミが減り、環境にやさしいのだろうか。それに関連した財政的負担はどうなのか。分別後のゴミはどこでどう処理しているのだろうか。
 このような問題に焦点をあてて、全国各地の自治体のゴミ分別の実態を赤裸々に紹介している。例えば、焼却炉を作りすぎてゴミが足りず追い焚きをする東京23区、リサイクル貧乏と嘆く名古屋市など、もりだくさんである。
 昨今、ゴミ処理やリサイクルに対する市民の関心は高まってきているが、私たちは本当にどこまで知っているのだろうか。読むにしたがって驚くべき内容ばかりで、自分があまりにも知ったつもりになっていただけだと痛感した。
 ぜひこの機会に、ゴミ処理問題に関心のある方、そして主婦の皆さんに読んで欲しい一冊である。 

 
2.『医者が泣くということ』 (細谷 亮太/著 角川書店 2007年)

 著者は、小児科医であり俳人でもある。本書は、各章を著者の俳句をタイトルにしながら、小児科医として使命感をもって生きる日々を日記スタイルで書いた記録である。
 幼い患者の死や病と闘う子どもたちへの誠実な想いが、切なく胸に響き、著者の心優しい人柄が窺われるとともに、小児医療の進歩を願わずにはいられない。また、日常生活でのエピソードやユーモアのある笑い話は、著者にとって多忙の中での心の支えであり、活力再生の源になっているのではないだろうか。
 本の最後は、がんで亡くなった16歳の女の子の言葉で締め括っている。「病気をして思ったこと、ありきたりかもしれないが、普通でいることの素晴らしさ」、普通に生きていることのありがたさを感じることができた一冊です。

 
3.『くらべない幸せ  ―「誰か」に振り回されない生き方― 』
 (香山 リカ/著 大和書房 2010年)

  現在、情報社会の中で、結婚、仕事、学歴、年収など私たちは自然と人とくらべてしまっている。そこで現代女性の抱える悩み「くらべない」で生きる方法について、精神科医である著者が優しくアドバイスしている。
 確かに私たちは生まれた時から、競争社会の中で誰かとくらべて生きてきたが、現在すべてが満たされていても、まだまだ人とくらべると自分が劣っていると落ち込んだり、自己否定をしたりと想い悩んでいる女性たちがこんなにいるとは知らなかった。今、自分が持っている幸せが見えないなんてもったいない気がするのだが。
 解決策としては、今のままの自分を肯定し、自分を信頼し自信を持つことが、人とくらべない幸せを得るためのカギだそうだ。とにかくこの時代、くらべないで生きることの難しさを感じた本である。 
 ちなみに、男性にはこの悩みは、あまり関係ないようである。

            次回は 函南町立図書館 大畑 真依 さん です。
   
 

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