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図書館員の棚から3冊(第24回)

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 図書館員の本棚拝見!
 このコーナーでは、あなたの町の図書館員が本や雑誌、漫画をご紹介します。
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■第24回目は 伊豆市立修善寺図書館 山田 麻耶  さん です。

1.『私はネコが嫌いだ。』(よこただいすけ/作・絵 新風舎 2007年)

 このお話は、猫とお父さんの15年間を描いた大人向けの絵本です。
 ある日、娘さんが一匹の黒い猫を拾ってきます。お父さんは猛反対しますが、娘さんの熱意に負けて猫を飼うことに。このお父さんは猫が大嫌い!食事や睡眠、仕事の時間をことごとく猫に邪魔されるので、お父さんはいつも苛立っています。そんなときにお父さんが言う台詞が「私はネコが嫌いだ。」というひとことです。お話の中にはこの台詞が何度も出てきます。十数年猫と一緒に暮らしても、お父さんは相変わらず猫のことが嫌い。しかし、猫にある変化が訪れたことで、お父さんのこの台詞にも次第に様々な感情が込められていくのがわかるのです。お父さんが最後に呟く「私はネコが嫌いだ。」を読んだときには涙が止まらなくなりました。
 また、この絵本の大きな魅力は絵の可愛さです。表情豊かな猫と頑固なお父さんの表情の差がなんとも面白いです。読んだ後には、ペットのみならず、家族のことをもっと大切にしたいと思えるような温かい気持ちになりました。

 
2.『ライオンの棲む街~平塚おんな探偵の事件簿1』
(東川篤哉/作 祥伝社 2013年)

 この本は、夏の平塚が舞台のミステリー小説です。
 平塚市で探偵事務所を営む生野エルザと、東京でのOL生活に夢破れ、地元平塚に戻りエルザの助手として働くことになった川島美伽の2人が、探偵として事件を解決していくストーリーです。本のタイトルにある「ライオン」とはエルザのことで、彼女は優れた観察力と推理力を持ちながらも、依頼人に対して常にタメ口で話したり、遠慮のないストレートな聞き込みをしたりと失礼な言動ばかり。そんなライオンの暴走を食い止めるためのブレーキ役が「猛獣使い」である美伽の役目。そんな2人が遭遇する密室殺人からインチキ占いまで全部で5つの事件が収録されています。事件の解決には情熱をかけているけれど暴走してばかりのエルザと、毎度その暴走に振り回される美伽のやり取りから目が離せなくなります。


3.『わたしのハムスターを化石で残すには? アマチュア・サイエンティストに贈る驚くべき実験の数々』
(ミック・オヘア/編 勅使河原まゆみ/訳 ランダムハウス講談社 2009年)

 私は理系が得意ではないので、普段は科学の本をあまり読まないのですが、ふと見かけたこの本のタイトルが気になり手に取りました。
 「ペットのハムスターを確実に化石にする方法は?」をはじめ、「頭の重さを量るには?」「歯磨き後のオレンジジュースがまずいのはなぜ?」など、ほとんど家庭で行えるような、日常の疑問に関する手軽な実験が載っています。
 特徴的なのがユニークな説明文で、たとえば私が最も興味をもったハムスターの化石の作り方では「適切な自然環境のもとにハムスターを埋葬する。すると…何も起こらない。化石ができるには何万年もかかるので、お楽しみはのちの考古学者のためにとっておいてあげよう。」と書いてあります。詳しい説明文も載っているので、身近な日常に関する科学を知ることができ、読み進めてみると実際に実験を試してみたくもなります。ただ、ハムスターの化石を作るよりも、宝くじに当たるほうがよほど確率が高いそうなのが非常に残念です。


 
     次回は伊豆市立修善寺図書館 秋山 泰子  さんです。
    
         
 

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