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リレーエッセー(第189回)


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リレーエッセー(第189回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第189回目は   吉田町立図書館 永田 緑 さんです。

  吉田町立図書館に勤めてまもなく1年になります。最初は、カウンターで対応することに緊張しましたが、今はカウンターに立つことが楽しく、発見にあふれていると感じています。毎日、利用者の対応をしていると自然と顔を覚えます。顔を覚えた方の対応をしていくと、次にどのような質問がくるのか考えるようになりました。また、顔を覚えられていることを意識することで、今よりもっと良い対応をしようという気持ちになりました。

 特に、児童図書フロアでは子どもたちの様子をよく見るようにしています。このフロアは、主に赤ちゃんから小・中学生の子どもたちが利用しています。園児や小学生は、読みたい本を自分で探す子が多いです。以前、絵本コーナーを、何度も歩き回っている男の子を見かけました。声をかけると、『わんぱくだん』の本を読みたいということを教えてくれました。本がおいてある場所まで案内した後、うれしそうに本を読む姿を見て、こちらまでうれしくなりました。それ以来、困っている子はいないかどうかを常に気にかけています。

 これからも、図書館に来てくださった方が気持ちよく利用できるように、フロア内の様子をよく見て、手助けを必要とする方を見かけたときは積極的に声をかけるようにしていきたいです。

   
     次回は 吉田町立図書館 服部 有吾 さんです。
 

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