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リレーエッセー(第185回)


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リレーエッセー(第185回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第185回目は  吉田町立図書館  佐藤 奈々絵 さんです。

   吉田町立図書館の職員として勤務して1年半が経ちました。この1年半を振り返ると多くの貴重な機会に恵まれ、たくさんの経験をしたとても充実したものでした。

就職活動中や大学生の頃に思い描いていた「司書」という存在は抽象的で、仕事の内容に関しても大学で学んだ、頭の中で考えたものに過ぎず、今考えるとぼんやりとしたものだったと思います。実際に図書館で働くことで、司書はただ本の「貸出・返却・本の紹介」をするだけではなく、利用者との関わり方、職員としての役割・立場について理解し行動することが大切だということを考えさせられました。

また、私は図書館職員として働き始めると同時にこの静岡県に住むことになりました。静岡の温暖な気候は、私の出身地である九州と似たところがあり、食材が豊富で特に吉田町は魚介類が豊富で店頭に並ぶ食材も新鮮でかつ安いということに驚きました。初めて住む土地で不安になることもありましたが、温暖な気候・豊かな食材そしてなにより温かく親切な人柄に何度も支えられました。

図書館職員としてはまだまだ未熟な私ですが、図書館の仕事を一つ一つ確実に学んでいくことができているのは、吉田町立図書館という場所で多くの理解のある方々に支えられているからなのだと日々感じずにはいられません。ここでしか得ることのできない経験を活かして、図書館や地域に必要とされる司書を目指していきたいと思っています。

 
       次回は  吉田町立図書館 富田 愛実 さんです。

 

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