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リレーエッセー(第148回)

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リレーエッセー(第148回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第148回目は 三島市立図書館 越沼 仁美さん です。

 平成9年の開館当初は少なかった本館の蔵書も、今や36万点。閉架書庫もあと数年で満杯になる状況です。
 図書館では、選書して新しい資料が入ってくると同時に、開架書架の除架をしなければなりません。できるだけたくさんの資料が手に取れるよう開架書架に置いておきたいけれど、スペースに限りがあるので止むを得ず書庫に入れなければならず、日々悩みながら行っています。
 少し前、利用者の方に『古い図書館の時に、「○○」という表紙が黒い本があったはずだけれど……』と言われ閉架書庫をあちこち探したり、昔からいる司書に聞いたり、他の図書館の資料も検索してみましたが、結局は見つかりませんでした。ただ、似た内容の資料を他の図書館から取り寄せて、この方には納得していただくことができました。
 目の前の書架にある本はほんの一部で、書庫、県内の図書館、国立国会図書館等、様々な図書館の数多くの資料がその後ろにあり、利用できるという事をもっとたくさんの人に知ってもらい、使いこなしてほしいなと思います。これからも、利用者の求める“知りたい”に的確に答えられるよう日々努力していきたいと思います。

  次回は 熱海市立図書館 水谷 奈穂子さん です。


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