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リレーエッセー(第147回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第147回目は 下田市立図書館 宮川 幸子さん です。


―3月11日の地震の日のこと―

 その日、その時私は2階の事務室で図書係長と机に向かっていた。
グラリ、グラリ……。
 「地震かね……。」
 「そうですね……」
 「机の下にもぐろう!」
 「はい。」
グラグラ……。
 「いよいよ(東海地震が)きたね……。」
 「きましたね!」
グラリ、グラリ……。
 「外に出よう!」
 「はい。」
 1階(開架フロア)にいくと若い職員2人が青い顔をしていた。
 「外に出よう、利用者にも声かけて!」
 「みなさ~ん地震です、すぐ外に出てください!」
 どやどやと十数人が表に。収まったかと思い、館内に戻ると、またグラリ。再び、
 「みなさ~ん、外に出てください!」
 ふと見ると、カウンターから見えにくい位置にあるソファで帽子をかぶった初老の男性が本を読んでいる。
 「地震です。耐震補強が十分でない建物ですから危険です。すぐに外に出てください!」
すると、
 「いいよ。」
と本から目を離さず腰を上げない。仕方なく自分だけ外に出たが、果たしてこれでよかったのか?外で係長の最新のスマートフォンで震源は東北地方と判った。その後市の指示で通常より1時間早く閉館となった。しかしあの揺れは怖かったなあ、ヘルメットを被って仕事をしたいなあ、と思いつつ帰宅し、テレビをつけてみると……。果たして東日本は未曾有の大震災となっていた。
 
  次回は 三島市立図書館 越沼 仁美さん です。

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