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リレーエッセー(第142回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第142回目は 島田市立島田図書館長 大石 保巳さん です。

 わが家には猫が一匹いる。名前をFUJIKOという。3年前の寒い日、小学生の息子が近所のお寺にある藤棚の下から拾ってきた。わが家に来た時は、まだ生後間もなく、歩くことさえままならなかった。それが日に日に成長し、夏を迎えるころには家の中をわが物顔で走り回るほどになった。
 ちょうど3歳になるが、FUJIKOはこれまで家から一歩も出たことがない。家の中だけが、FUJIKOの世界のすべてだ。FUJIKOの目には、世界がどんなふうに見えているのだろう。最近になって初めて、2階のベランダに出してみた。家の中とは違う景色に興味をそそられた様子で、FUJIKOは庭の木や花、周囲の家、行き交う人・車などを長いあいだ眺めていた。
 猫に知ることへの欲求があるかどうかは知らない。しかし、その日以来、ベランダから外の景色を眺めるのがFUJIKOの日課となった。猫の気持ちは知る由もないが、いままで知らなかったことを知る喜びを感じているのかもしれない。
 猫と違い人間は、知的好奇心が旺盛だ。それを満足させる方法はさまざまだが、書物や文献を活用するのもその一つである。我々が勤務する図書館には、それらの資料が数多く揃っている。多くの人が知識を得、新たな発見をし、世界を広げるお手伝いができれば幸いである。
 ちなみに、FUJIKOはオス猫である。
 もう少し暖かくなったら、彼を外へ連れ出してみようと考えている。

 次回は 沼津市立図書館 高草 美穂さん です。 

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