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リレーエッセー(第138回)

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リレーエッセー(第138回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第138回目は 浜松市立市立天竜図書館長 大石 幸弘さん です。

 天竜区は、浜松市の北部に位置し、天竜美林といわれる広大な森林を擁する自然環境に恵まれた風光明媚なところです。
 区内には5か所の図書館がありますが、公共交通が未発達なため、利用者の多くは自家用車が来館手段となります。特に子どもたちには保護者の協力が必要となり、容易ではありません。
 本をたくさん見てみたい、読んでみたいという子どもたちに何とかサービスをしたい、ということで平成22年9月から天竜子ども移動図書館業務を開始しました。区内の地形等に適した小回りの利く「ぶっくる」という愛称の移動図書館車が全ての保育園、幼稚園、小・中学校を2か月に1回ほど訪問するのですが、まだ一巡しただけなのにも関わらずBM用の図書が不足するほど、たくさん借りていただいています。
 今後は福祉施設など、自ら図書館に出向けない人たちのところへの訪問も考えています。
 本が車に乗ってやってくる。図書館を利用したくでもできない人たちや子どもたちに、喜んで気軽に利用していただける「ぶっくる」にしていきたいと思います。

 次回は 浜松市立浜北図書館 今ヶ瀬 久美さん です。

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