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リレーエッセー(第133回)

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リレーエッセー(第133回)

 

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第133回目は 伊豆の国市立中央図書館 の 髙橋 伸枝 さん です。

 図書館に勤務させていただいて、十数年。月日はあっという間に過ぎました。その間に母となり、子どもに読み聞かせをしながら、自分自身も勉強させてもらっている毎日です。
 母となる前、ブックスタート事業に関わったこともあり、赤ちゃんと一緒に絵本を楽しむことが大切だということはなんとなく頭に入っていました。
 
その後子どもが産まれ、膝にのせて絵本を読んであげると、きゃあきゃあ笑ったり、絵をつかもうとしたり、言葉を真似して言おうとしたり……。子どもって、こうして本を読んでもらうことが好きなんだなあ、楽しいんだなあ、と実感しました。
 それから何年も経ち、今や子どもはテレビも大好き、ゲームも大好きな“いまどき”の小学生になりました。けれども、相変わらず、寝る前には、「母さん、本読んで!今日の本は何!」と読み聞かせを楽しみにしています。生の声(言葉)の力は、“スゴイ”と思います。いつまで、この「母さん、本読んで!」が続くかわかりませんが、子どもがそう言ってくる間は、この時間を大切に続けていきたいと思います。

 次回は 藤枝市立駅南図書館 八木 偉江子さん です。

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