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リレーエッセー(第123回)

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リレーエッセー(第123回)

 

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第123回目は 静岡県立中央図書館の 田中 律水 さん です。

 昨年度まで教員として高校生たちと毎日過ごしてきた私が、この4月から図書館に勤めることになりました。この一ヶ月は、毎日がハラハラ、ドキドキ。まるで真新しいランドセルとまだ釣り合いが取れない小学1年生のようなものです。県立中央図書館といえば、これまでは数年前に研修でお世話になったくらいのご縁しかありませんでしたし、図書館そのものへの知識も全くと言っていいほどありませんでした。
 そうした“図書館素人”の私の目に映る図書館の内側は、まさに新世界でした。利用者として見る図書館が「静」だとしたら、裏で立ち回る図書館はいわば「動」。ベテラン職員の皆さんには笑われてしまいそうですが、閲覧室の向こう側の存在そのものが不思議空間だったわけですから、そこで人々が動き回っていることだけでも驚きだったのです。
 ところで、私が配属された振興係は市町の図書館にもない部署だということです。ある時は県立と市町の図書館の橋渡し役、またある時は協会事務局。まだまだ把握していない仕事がたくさんありますので、新米図書館職員としての奮闘の日々は当分続きそうです。
 
 次回は 静岡市立清水中央図書館 の 瀧 愛未 さん です


 

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