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2020年1月の貴重書展示「浮世絵で見る江戸のお正月」

浮世絵で見る江戸のお正月

『初日の出』画像
K915-108-048-079 『初日の出』

みなさん、明けましておめでとうございます。本年も静岡県立中央図書館では、所蔵している貴重書から季節に合わせた展示を行なっていきます。どうぞ本年もよろしくお願いします。

さて、正月はもともとお盆とともに年に2回行われた先祖の霊を祭るための行事でした。しかし、夏のお盆の仏教色が強くなっていったため、正月は年神様をお迎えして、五穀豊穣を願う行事へと変わりました。鏡餅や注連縄、門松などの飾り物は全て年神様をお迎えするためのアイテムです。豊作を願う行事としては、お正月は寒すぎると思うかもしれませんが、明治以前の正月は旧暦の1月(現在の2月頃)で、農作業の開始時期に近く、まさしく「新春」「迎春」と呼ぶのにふさわしい行事であったと言えます。

また、昔の庶民にとっては、正月はお盆と並ぶ貴重な休日で、おせち料理に日持ちする料理が多いのは、"女性を家事から解放するため"という説もあります。

日本人がここまで盛大に正月を祝うのは、自然の恵みに感謝し、自然と共に生きる日本人の生き方の表れです。お正月は、現代人が忘れかけている大切なことを思い出させてくれます。

今回の展示では、正月に関連する浮世絵を紹介します。晴れやかな正月を艶やかな浮世絵で楽しんでみてください。

展示期間・場所

期間 1月7日(火)~19日(日)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー

展示資料一覧

画像をクリックすると、当館デジタルライブラリーの該当資料が表示されます。

書名等 画像
K915-108-010-001
『吉例餅つき御祝儀』
『吉例餅つき御祝儀』画像
K915-108-031-003
『千代田之大奥元旦二度目之御飯』
『千代田之大奥元旦二度目之御飯』画像

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