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2016年10月-11月の貴重書展示

十返舎一九「膝栗毛」と東海道の旅

『道中膝栗毛』画像

東海道中膝栗毛』は駿河国府中に生まれた十返舎一九による紀行物語です。商人の弥次郎兵衛と居候の喜多八が江戸から東海道を通って伊勢参詣後、京都・大坂を巡る旅を記しています。元は『浮世道中膝栗毛 完』という書名で江戸から箱根までの旅路でしたが、同書のヒットを受けて続きの旅が書かれ、最終的に『東海道中膝栗毛』となりました。

「膝栗毛」のヒットにより数々の旅行記が出版され、一九自身も続編『続膝栗毛』などを書いています。また主人公コンビ「弥次喜多(やじきた)」は滑稽者二人の代名詞となり、弥次喜多を冠した様々な二次創作も作られました。

展示期間・場所

期間 10月20日(木)~11月28日(月)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー

展示資料一覧

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書名等 画像 略説
K217/2
『道中膝栗毛』
『道中膝栗毛』画像 駿府生まれの十返舎一九によって執筆された滑稽本です。駿府宿出身の弥次郎兵衛との江尻宿出身の喜多八のコンビが、東海道を旅しながら、各地で聞いたおもしろい話や、2人の珍妙な失敗談などを語っています。
Q291-5
『道法早算用道中記 東海道中仙道』
『道法早算用道中記東海道中仙道』画像 江戸時代後期に出版された、東海道(53次)と中仙道(69次)の宿場間の距離のみを記した一枚刷りです。現代の鉄道の運賃・特急料金表などにも見られる形式で、任意の宿駅間の距離が瞬時に求められます。
S287/29
『御巡幸御道筋絵図』
『御巡幸御道筋絵図』画像

明治11年に明治天皇が北陸・東海巡幸の際に静岡を訪れた際の絵図です。

美しく彩色されたこの絵図は、箱根から白須賀に至る沿道の村名・神社・仏閣・学校・名物などを記し、御野立所・小休所・行在所を示しています。

S290/225
『東海・木曽両道中懐宝図鑑』
『東海・木曽両道中懐宝図鑑』画像 江戸時代中期の旅案内で、上段に東海道、下段に木曽路と分けられ、各宿場の様子や街道沿いの風景が描かれています。見開き1ページで1宿を描いてあり、次宿までの路程、宿場や街道沿いの寺社・旧跡、名物等が記されています。

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