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2015年10月の貴重書展示

金座・銀座と大久保長安

『金座街通リ』画像

誰もが知っている東京「銀座」の町名の由来が、静岡にあることを知っていますか?

江戸時代初期、徳川家康が駿府で大御所政治を行った時に、家康は城下町に金貨を鋳造する「金座」、銀貨を鋳造する「銀座」をそれぞれ作らせました。
金座と銀座は、その後江戸に移されましたが、この時銀座を移転した場所が、現在の東京の銀座です。

駿府の金座・銀座の跡は、葵区の金座町、両替町にそれぞれ残っています。ちなみに、「両替町」という町名は、この地に両替商(当時の金融業)が多く住んでいたことが由来であるとされています。

他にも、静岡市中心部の町名は、城下町時代に由来があるものが多く、例えば、「伝馬町」は旅行者などに馬を提供する場所、「鷹匠」は鷹の世話役が住んでいた場所だったことが由来であるとされています。

展示期間・場所

期間 10月1日(木)~29日(木)

場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー

展示資料一覧

画像をクリックすると、当館デジタルライブラリーの該当資料または拡大画像が表示されます。

書名等 画像 略説
S690/17
『(静岡名勝) 金座街通リ』
『金座街通リ』画像 当館所蔵「静岡県の絵葉書」のうち、金座街通りの風景を映した1枚です。かつて静岡市街を通っていた路面電車やリヤカー、自転車も見えます。年代は不明ですが、路面電車が走っていた年代から昭和初期の風景と考えられます。
S294.2/19
『静岡古地図』
『静岡古地図』画像

寛永年間ころと思われる地図の写しです。「後藤庄三郎屋敷」とあるのが金座、もう一方の矢印位置が銀座です。

そのほかに、「大久保石見守」とあるのが分かりますが、これが徳川幕府に仕えた金・銀山奉行、大久保長安の居宅です

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