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名著・貴重書/洋書と明治初期の翻訳書
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(4)明治期に教科書の原本となった本 2

AE178
G.P.Quackenbos
“A Natural Philosopy”New York, 1866.
(カッケンボス『自然哲学』1866年 ニューヨーク)
印記:静岡学校

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本文の一部
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 “A Natural Philosopy ”は、明治初期に最も広く使われた中程度の物理の教科書で、慶應義塾や大学南校(東京大学の前身)で物理学(当時は窮理学といった)のテキストとして用いられたほか、英語を教える学校でほとんど例外なくこの本をテキストにしていた。本書は物理の教科書ではあるが科学全体の入門書とみなされ、英語学習の教材でもあったのである。また、明治期の物理教科書『物理階梯』や『物理全志』の編集に使われた。

 
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