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―館長のひとりごと― 平成28年3月

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3月28

 今朝は春雷で目が覚めました。そういう中、図書館周辺でも桜が開き始めました。昨日の日曜日、お花見とまではいきませんが、輪になって昼食をとっているグループがいくつかありました。見頃は今度の土日あたりでしょうか。

 先週22日は、県視覚障害者情報支援センターの第3回運営協議会がありました。28年度の事業計画が主な協議題でした。参加するたびに、私が知らなかったことがたくさんあるのを感じるわけですが、特に、障害を持った方々が安定した生活を送るために多くの課題が山積していることを今回も痛感しました。
 25日の金曜日には、ふじのくに地球環境史ミュージアムの開館記念式典に出席しました。地球環境史(人と自然の関わりの歴史)をテーマとした全国初の県立のミュージアムであり、「100年後の静岡が豊かであるために」一人一人が今できること、そして未来のあり方を考えるためにつくられたということです。施設は旧静岡南高校の校舎を改修、リニューアルしたもので、なかなか工夫されていました。
 27日の日曜日は、県読み聞かせネットワークの講演会が当館であり、翻訳家の伏見操さんのお話を拝聴しました。伏見さんは御自身のことを存在感も気配もない地味な存在とおしゃっていましたが、フランス語、英語の絵本の翻訳に携わって子どもたちに外国のお話を広く紹介したいという内に秘めた強い気持ちを感じました。翻訳された本を紹介していただいたり、質問にもたくさん答えていただいたりで、参加した約70人の皆さんは満足された様子でした。県読み聞かせネットワークの皆さんに感謝です。

 さて、今年度も残すところ、4日となりました。先週木曜日には、新任職員の皆さんが来館し、業務説明や引継を行いました。この時期は春という季節も相俟って何となく落ち着かない雰囲気ですし、今週末から始まる新年度への期待や不安が募ります。1年が過ぎようとしています。多くの方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。来年度も御支援よろしくお願いいたします。

3月22

 先週は木蓮があちこちで満開となり、大きな白い花が青い空によく映えていましたが、残念ながらわずか数日で散り始めました。桜とはまた違ったはかなさがあります。お彼岸の中日を過ぎ、いよいよ春の主役、桜の出番でしょうか。テレビなどでも開花予想が話題になり始めました。

 さて、先週末18日に年度末人事異動が新聞発表されました。当館の来年度の職員が正式に決まりました。いよいよ来年度の準備に本格的に取り掛かります。木曜日には、新任職員の皆さんが来館し、業務説明や引継を行います。業務に遅滞が生じて、利用者の皆様に迷惑をおかけすることがないようにしたいと思います。

 今週は、今日22日の午後は、県視覚障害者情報支援センターの第3回運営協議会があります。28年度の事業計画が主な協議題です。25日の金曜日には、地球環境史ミュージアムの開館記念式典に出席します。旧静岡南高校の校舎を利用した、本県初の県立博物館です。26日から一般オープンとなります。27日の日曜日は、県読み聞かせネットワークの全体講演会が当館で開催されます。講師は翻訳家の伏見操さん、演題は「子どもの本を訳すこと」です。読み聞かせネットワークの皆さんの精力的な活動には本当に頭が下がります。

 この時期は卒業・入学、転勤、引っ越し等、何かと忙しいせいでしょうか、土日も含めてここ10日ほど利用者があまり多くありません。当館の周囲も春めいてきており、散策にもいい季節になりました。多くの皆様の来館をお待ちしています。

3月14

 先週月曜日も雨模様でしたが今日も朝から降っています。今日は最高気温が9℃とか、ふたたび厚着をしてきました。明後日あたりから温かさが戻ってくるようです。これが最後の冷え込みでしょうか。

 8日の静岡新聞に当館についての投書が載りました。当館を利用された東京の大学講師の方から職員の対応や運営等についてのお褒めの言葉です。翌日には新聞を読まれた別の方からも同感とのお電話をいただきました。私の知人からは、よかったねとメールがきました。苦情や御要望をいただいたり、不手際で御迷惑をおかけしたりする中で、私も正直うれしかったし、職員も一層やる気が出たのではと思います。利用者の皆様へのサービスレベルの維持・向上のために、専門性を備えた正規職員の確保が大切だと改めて思いました。

 先週金曜日、当館の新着本コーナーから1冊の本を借りました。『図書館長論の試み ―実践からの序説―』、著者は内野安彦さん、鹿嶋市立図書館長、塩尻市立図書館長を経て、現在は大学で教鞭をとっていらっしゃいます。書名は少し堅苦しいのですが、実践例ですので読みやすい内容です。第1部は「図書館長の仕事」を御自身の経験から37項目に渡って説明されています。第2部は他館の館長さんたちの紹介です。市町立図書館が舞台ですが、県立の私も大変勉強になりました。昨年4月に読みたかったというのが正直な感想です。館長に限らず、図書館職員にも読んでほしい本です。この本を選書した当館の職員には、私に読んでほしいという思いがあったのかもしれません。いい本に巡り会えました。感謝です。

3月7日

 啓蟄も過ぎ、今日は暖かな春雨です。マフラーもやめ、コートのインナーも取りました。この土日の当館は利用者がいつもより少なく、静かな雰囲気でした。大学や高校の入試シーズン、またテストが峠を越したからかもしれません。

 先週、4日の金曜日、関東地区公共図書館協議会の幹事会が東京都立中央図書館で行われました。今年度の事業と予算執行状況の報告、来年度の役員、事業計画、予算案について協議しました。他県の館長さんとお目にかかる機会はあまりないので貴重な時間でした。情報交換では、マイナンバーカードの図書館での利用について話題になりました。対応に向かって動き始めている図書館はまだありませんが、今後検討が必要になることが予想されました。

 5日の土曜日、フェルケール博物館の企画展「徳川将軍家の図書館」が始まり、開会式に出席しました。当館の「葵文庫」の書籍約100点が展示してあります。当館の特殊コレクションを館外で展示することは稀ですし、静岡市立清水中央図書館所蔵の「徳川文庫」とともにというのも初めてだと思います。興味のある方は是非御覧いただければと思います。4月17日までです。

 3月に入ったと思ったら早くも第2週、今年度のまとめ、来年度の準備と忙しくなります。一方で、カウンター等の日常業務に年度末、年度初めはありません。利用者の皆様に迷惑をかけることがないよう、きちんと業務に取り組まなくてはと思っています。
 
 私事ですが、昨日は静岡マラソンに参加しました。ひと月ほど足を痛めていた関係で満足な練習ができない状態でしたが、やめる勇気がなくつい走ってしまいました。何とかゴールしましたが、ラスト10キロからはペースダウン、歩きも入ってしまいました。今日は階段の上り下りが大変です。