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―館長のひとりごと― 平成27年9月

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9月28


 ここ数日、最高気温が2025度あたりに落ち着いてきました。お彼岸が過ぎれば、秋の趣きが様々なところで感じられます。栗のいががはぜ、柿も少しずつ色づいてきました。過ごしやすく何をするにも気持ちのいい時期です。

 先週前半はシルバーウィーク。月・水曜日が休館日でした。22日の火曜日は開館と同時にいつもより多い来館者があり、11時ころには、学生を中心に閲覧席が満席状態となりました。多くの方々に御利用いただき感謝です。

 金曜日には山梨県立図書館で開催された関東地区都県立図書館長会に出席しました。図書館では甲信越静も関東ブロックに入ります。今回は全員が自館の現状、特色、課題等を発表しました。各館ともに共通の課題が多く、老朽化と狭隘化、資料費の減少等があげられました。また、都県立図書館の使命や在り方、存在を知っていただくための方策も話題となりました。

 着任以来、図書館だけでなく読書や読み聞かせ関係等の様々な催し物へのお誘いをいただきます。今まであまり縁のなかった内容が多く、新鮮な気持ちになりますし、少し得したような気分にもなります。すべてとはいきませんがなるべく参加させていただくようにしています。今週も今日は岩手県大槌町で「森の図書館(風の電話)」を開館している佐々木格さんの講演会に、土曜日には児童文学関係の松居直氏松居和氏の親子講演会に参加する予定です。

 いよいよ10月、今年度も折り返し点を迎えます。あっという間の館長としての半年でした。もう一度振り返り、気持ちを新たにして後半戦に取り組みたいと思っています。
 

9月22


 雨が続いていましたがこの連休は秋空を眺めることができそうです。彼岸花があちこちに咲き始めました。キンモクセイの香りが館長室の外から風に乗って入ってきます。ツクツクボウシの鳴き声が遠ざかるように聞こえます。
 
 15日の火曜日には、今年度第1回図書館協議会を開催しました。当館の今年度の運営方針と重点取組、現時点での状況を説明・報告し、御意見を頂戴しました。具体的には、特色ある企画や展示、書庫狭隘化対策、子ども図書研究室の活用、地域資料のデジタル化、インターネット予約による市町立図書館等受取サービスの先行導入、郵送による利用者登録について話題になりました。当館の様々なサービスや企画・展示をしっかり広報して県民の皆様の利用を広げること、インターネットを活用するなどしてすべての人が同様に利用できるよう考えることなどの御意見をいただきました。

 19日の土曜日には、県社会教育課主催の第1回高等学校ビブリオバトル県大会が当館で開かれました。17人の高校生が参加、予選・決勝を行い、チャンプ本を決定しました。初対面同士がしっかりコミュニケーションをとって様々な表現方法でお薦め本を紹介している姿はたくましくもあり微笑ましくもありました。図書館ではYA(ヤングアダルト)サービスが課題の一つになっていますが、今日の参加者の姿を見ると少しほっとしました(ただし、5割近くの生徒が本を読まないことが問題なのですが)。今日紹介された本を1冊でも2冊でもそれぞれが読んで、読書連鎖が進むことを期待します。

 今週は金曜日に当館で図書館運営研修があります。「町田市立図書館における図書館の自由委員会の活動」「障害者差別解消法と図書館」の講演があります。私は山梨県立図書館で行われる関東地区都県立図書館長会に出席します。各館の状況・課題について話し合います。

 シルバーウィーク、当館は192022日が開館日です。先週木曜日には新着図書たくさん入りました。カウンター周辺に展示してあります。是非御利用ください。
 

9月14


 先週は台風18号の接近がありました。このあたりは被害もなく、大雨程度で済みましたが、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県の状況を見ていると、自然の前では人間がいかに無力であるかを改めて思い知らされた感じです。心よりお見舞い申し上げます。

 この台風の影響で、静岡大学附属図書館浜松分館で予定していた大学・専門図書館職員研修は中止としました。残念であるし関係者には御迷惑をおかけしましたが安全第一を考えました。会場となる大学と講師の先生の日程を調整し、可能ならば改めて開催したいと思っています。
 金曜日には県庁で、今年度第2回読書活動推進会議がありました。これは、「読書県しずおか」構築のため、県子ども読書活動推進計画の進捗状況の定期的な管理と新たな推進施策について検討・提案を行う会議です。今回は「読書県しずおか」づくり表彰、学校図書館の自己評価について話し合いました。様々な立場の方々のお話を伺うことができるので私にとっては有意義な会議です。
 土曜日には、大人のたしなみセミナーを開催し、久能山東照宮博物館副館長の小林一哉氏から「エンペラー家康の駿府外交」という演題で御講演いただきました。約140人の方の参加がありました。8月の城址講座「徳川幕府の城 ~天下政権とその築城~」の時もそうでしたが、参加される皆様の意識の高さと熱心さに敬服するとともに、開催側としては充実感を覚えました。

 今週は明日火曜日には第1回図書館協議会があります。当館の運営について外部の方から御意見を頂戴する会です。今年度の運営方針・重点取組と半年経過しての進捗状況等を説明する予定です。
 木曜日は公立図書館職員を対象とした情報サービス研修があります。講師は河井孝仁東海大学教授です。図書館と地域づくりに関するお話が聞けそうで楽しみにしています。
 金曜日には県図書館大会の第3回運営委員会があります。11月9日の当日に向かい、準備もいよいよ詰めの段階に入ってきます。

 またまた私事ですが、先週の人間ドックは何とか再検査なしでクリアしました。が、保健師さんからは週1回休肝日をつくるよう厳しく言われました。脳ドックは結果待ちです。
 台風が過ぎ、初秋を感じさせる天候となりました。日向は暑くても木陰は心地よい涼しさです。いつのまにか日暮れも早くなっていました。

9月7日


 秋の長雨の時期には少し早いようですが、すっきりしない天気が続きます。時折襲う土砂降りの雨にも参りました。こういう天候だと残暑は比較的楽ですが、どうしても利用者が減ってしまいます。

 先週は火曜日から4日間、文科省主催の新任図書館長研修がインターネット配信によって当館でも開催されました。出張や会議の関係ですべての日程に参加できませんでしたが、それでも18コマ中12コマ聴講できました。大学の専門の先生、文部科学省や図書館の職員の方から、図書館の意義、図書館行政の現状、図書館政策の課題、図書館経営、人事管理、資料収集、図書館ネットワーク、各サービス、今後の生涯学習、読書の意義と役割などについての講義がありました。5ヶ月間の図書館勤務を経た上でお話を伺っていると、実際の業務を理論的に整理できたり、図書館界の現状や課題を教えていただいたり、仕事の裏付けとなる法規的な部分を学んだり、新たな試みのヒントをいただいたりできました。事例発表や講演を伺うことはよくありますが、講義を受けるのは久しぶりで新鮮さがあり、大変貴重で有意義な時間でした。

 水曜日からはインターンシップの大学生が6人来てくれています。図書館職員を希望して大学でも図書館について学んでいる方、生涯学習に興味を持っている方、公務員を希望している方など様々ですが、当館での数日間が図書館理解につながってくれればと思っています。

 今週は9日(水)に大学・専門図書館職員研修を静岡大学附属図書館浜松分館で行います。講師には千葉大学の竹内比呂也教授をお願いしています。竹内先生は以前本県の大学に勤務されていました。久しぶりにお目にかかれるのが楽しみです。
 当館では、11日(金)午後2時からは健康医療情報講演会を、12日(土)午後2時からは大人のたしなみセミナーを、久能山東照宮博物館副館長の小林一哉氏をお迎えして「エンペラー家康の駿府外交」という演題で実施します。興味のある方は是非おいでいただければと思っています。

 例によって私事ですが、今週木曜日は人間ドックと脳ドックです。胆石以外は何とかクリアしたいと思い現在調整中です。からだのことが気になる年頃です。