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―館長のひとりごと― 平成28年6月

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6月27

 夏至(21日)が過ぎ、もうすぐ7月の声を聞きます。今朝は梅雨の晴れ間で、夏を思わせる気持ちの良い太陽が出ています。

 先週は、21日には14回目となる子ども図書研究室講演会を開催しました。当館の子ども図書研究室は平成16年6月のオープン以来、12年が経過しました。この間、児童図書を全点収集し、現在の蔵書は約87,000冊です。今回は石井桃子さんを取り上げ、石井さんの戦後の活動を収めたドキュメンタリー映画の上映とその制作者の森英男さんからお話をいただきました。140人近い参加者の皆さんにも満足いただけたようです。私は冒頭の挨拶の後、出張のために退席、映画のDVDは事前に観たのですが、森さんのお話が聴けなくて残念でした。

 23~24日には宇都宮市で開催された関東地区公共図書館協議会の幹事会、総会・研究発表大会に出席しました。総会後の研究発表大会では、栃木県立図書館ほか栃木県内の4市町立図書館の発表がありました。そのうち4つが読書推進に関わる内容でした。特に生涯学習課と県立図書館の協力による、高校生の読書活動推進リーダー育成の取組に興味を持ちました。改めて詳しいお話を聞きたくなりました。今回の会場は栃木県庁内の会議室でしたがホテルにいるような気分でした。庁舎の立派さと整備された周辺に驚きました。県庁の隣に県立文書館と県立図書館があり、こちらも見学してきました。よその施設を訪問すると何かしら参考になることがあります。
 
 今週は1日の金曜日に、第1回都道府県立図書館サミットが長野県の塩尻市立図書館で開催されます。お休みをいただき、当館の職員3人とともに参加します。実行委員長は平賀長野県立図書館長と岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド(株))です。都道府県立図書館のあり方・将来像について、何かヒントをいただければという思いで行ってきます。

 昨日は終日地域の恒例行事、川の堤防の草刈りでした。この時期の草の成長の早さと強さには驚くばかりです。今年は役員のため、市役所に提出する作業前・作業中・作業後の写真を撮りました。印刷しながら地域の人たちによる協働の成果を確認し、改めて少しうれしくなりました。

6月20

 一昨日の土曜日は梅雨の晴れ間の真夏日、我が家の周りでは鳴き慣れない様子の蝉の声が聞こえ始めました。今日は30℃を超えるとか?蒸し暑くなりそうです。
 今日は休館日。職員はそれぞれの担当業務を進めたり、図書や雑誌の書庫内の移動作業を行ったりします。館内の点検や工事もこの日を利用します。

 先週14日には「ムセイオン静岡」の本会議が県立大学でありました。県立大学を中心に、県立美術館、埋蔵文化財センター、SPAC、グランシップの各代表が集まりました。7月に予定している第1回こどもプロジェクト、秋の文化の丘フェスタの中で計画しているシンポジウムについて検討しました。この機関は地域への貢献をテーマにしていますが、存在を社会へアピールしていくことも大切に思えました。この3月にオープンした地球環境史ミュージアムのプレゼンもありました。

 16日には県社会教育課による子どもの読書活動推進担当者連絡会・研修会が当館で行われ、約100人の参加がありました。子どもの読書活動推進に係る県の各部署での取組の説明の後、4月に文部科学大臣表彰を受けた東伊豆町立図書館の事例発表がありました。児童サービスや子どもたちの読書推進が生きがいという内山館長さんの熱いお話に出席者は元気をいただいたと思います。一方で、自分の挨拶は現場での実践もなく浅薄な内容で恥ずかしく思えました。反省です。
 17日には県読書推進運動協議会理事会がありました。書店、市町立図書館、学校図書館、読み聞かせグループ、大学の研究者、図書館友の会など様々な方が役員にいらっしゃるので話題が豊富です。50年以上の長い歴史がありますし、本県の読書推進を支えてきた会だと思います。ただ、予算規模は大きくないので目立った活動はできないのが残念です。

 今週は、明日21日に恒例の子ども図書研究室講演会を開催します。今回は石井桃子さんを取り上げ、石井さんの戦後の活動を収めたドキュメンタリー映画の上映とその制作者の森英男さんからお話をいただきます。2324日は宇都宮市で開催される関東地区公共図書館協議会の幹事会、総会・研究発表大会に出席します。

 10日前、当館の館報「葵」の第50号が出来上がりました。今回は毎年度の事業報告以外に、創立90周年記念にかかる特集が掲載されています。昨年度実施した記念事業の記録、旧職員及び図書館協議会委員の方による回想録、略年表などが載っています。今を当館で過ごす身として過去を知ることの大切さを感じています。
 

6月13日

 梅雨入りしたにもかかわらず、傘の出番がなかなかありませんでした。でも昨夕からはまとまった雨、今週は梅雨らしい天気が続きそうです。この時期になると、 閲覧室の暑さが気になります。昨日のように晴れて無風なら蒸し暑くなるし、雨が降れば窓を閉めなくてはならないし、冷房はまだ使えないので、利用者の皆さんに申し訳なく思いながらも天頼みです。

 先週から、インターネット予約による市町立図書館受取サービスを県内11の図書館等に御協力いただいて開始しました。毎週水曜日が発送日ですが、初回の8日は147冊(31人)を各図書館に発送しました。まずまずでしょうか。様子を見守りたいと思います。

 昨夜は、当館地元の草薙神社の草薙龍勢花火大会実行委員会がありました。来賓の市長さん、議長さん、国・県・市の議員さんをはじめ、自治会、氏子総代会、龍勢花火保存会、地元商店会、小中学校関係など多方面から出席がありました。県立大学の学長さんとともに私も参加させていただきました。清水という土地柄のためかコミュニティを大切にした温かみのある会合でした。花火大会は9月22日(秋分の日)に行われます。

 今週は、14日には「ムセイオン静岡」の本会議が県立大学であります。「ムセイオン静岡」は、草薙・東静岡地域にある6つの大学・文化施設による相互協力機関で、地域貢献を目的に連携していくつかの事業を行っています。15日には当館の子ども図書研究室で今年度1回目の新刊サロンを開催します。16日には県社会教育課による子どもの読書活動推進担当者連絡会を当館で行います。各市町の担当者、子ども読書アドバイザーに皆さんが参加します。そして、17日には県読書推進運動協議会理事会があります。
 

6月6日

 先週末、東海地方が梅雨入りしたようです。前回、さつきの花が...と書きましたが、6月に入って一気に色あせた感じがします。これからしばらく雨・紫陽花の季節となりますが、今朝はさわやかな快晴です。

 31日の月末休館日、職員の全体会後、防災訓練(地震)を行いました。今回は危機管理マニュアルをもとにした新しいメンバーによる防災事務所掌の確認を主たる内容としました。当館の場合、平日の昼間、夜間、土日祝と3パターンがありますので、各状況の中で利用者の安全をどう確保するかをポイントとしました。
 先週は、島田市立島田、藤枝市立駅南と岡出山、焼津市立焼津、静岡市立中央を訪問しました。島田と藤枝の駅南は新館で駅前の複合施設。藤枝の岡出山(駅南ができるまでは中央館)、焼津、静岡市立中央は約30年前の建築で、単独館、公園の近く。図書館を取り巻く時代の変化を感じました。
 
 3日の金曜日には、県図書館協会の資料専門委員会がありました。新しいメンバーによる2年間の活動が始まりました。「展示」をテーマにした取組がなされるようです。

 4日の土曜日には、当館で第20回静岡県図書館交流会が開かれました。職員だけでなく、図書館を応援してくださる方々の集まりです。今回は掛川市立中央と富士宮市立芝川図書館から取組事例の発表、藤枝図書館友の会からは市立駅南図書館建設に係る活動成果のお話がありました。アカデミック・リソース・ガイド代表の岡本真氏の講演では、図書館の基本は情報・知識へのアクセス(知る権利を保障するため)であること、その上で賑わいやつながりを考えていくことやその具体的なアイデアについてお話がありました。

 今月から、県域サービスの拡充の一環として、インターネット予約による市町立図書館受取サービスを県内11の図書館等に御協力いただき本格的に開始します。どれくらいの実績となり、対応可能な業務量で済むのか若干の不安はありますが、とりあえずのスタートです。今年度も3ヶ月目に入りました。毎日、様々な起案文書や供覧資料に目を通していますが、それらから各業務が順調にまわり、館全体が次第に本格的な動きに移っていることを実感しています。職員には、ここから来月半ばあたり(夏のかき入れ時の前)までが今年度前半の山場となることを意識して担当業務に取り組むようお願いをしました。