********** 子ども読書情報 ********** ┌─────────────────────┐ 1.│県立中央図書館子ども図書研究室講座 報告 │  └─────────────────────┘ ■「子どもと科学絵本」 ―伝えて!科学絵本の楽しさをー 講師:沼知方子  5月18日と21日の両日、三島市立図書館をお借りして、子ども図書研究室講座 を開催しました。講師は科学読み物研究家であり、日本子どもの本研究会会員の 沼知方子(ぬまちまさこ)氏でした。  多くの科学絵本を紹介しながら、科学絵本の楽しさ(何が興味を引くのか、面 白いのか)、たくさんの命を育くむ自然の姿、その仕組みを知って生きることの 大切さ(いのちをうばう自然の力も含めて)を話されました。  ◎「子ども図書研究室」では、講座で紹介された本を展示しています。   『野の草ノート』『酸・アルカリと水溶液』『牛乳パックの実験』   『みつけたよ!自然のたからもの』『ふしぎないろみず』   『栗林さんの虫めがねシリーズ』『ごちそうラディッシュ』他  講義終了後、受講生全員で工作あそび・科学遊びを楽しみ、和気あいあいのま ま、終了しました。  ◎こんな工作・科学遊びをしました。   ・牛乳パックでつくるふしぎなサイコロ ・かっこうぶえ    ・鳴くコップをつくろう ・ふしぎないろみず   ・問合せ先 県立中央図書館子ども図書研究室 054-262-1243 ┌─────────────────────────┐ 2.│「子ども図書研究室」オープン一周年記念講演会   │  └─────────────────────────┘ ○講 師:間崎(大月)ルリ子 氏 翻訳家 鴨の文庫主宰 ○テーマ:「今を生きる子どもと本」      〔概要〕現代の子どもの真の姿をとらえるための大人の関わり方と 心に訴える本との出会いが子どもにもたらす大切さについて。 ○日 時:平成17年6月27日(月)13:30〜15:00 ○対 象:15歳以上(中学生は除く)の方 (託児施設はありません) ○場 所:静岡県立中央図書館3F 視聴覚モデルルーム ○定 員:100名(申込先着順) ○参加費:無料 ○申込方法:@「申込票」に記入の上、当館「貸出・返却カウンター」へ       A電 話 054-262-1234       BFAX 054-264-4268       CEメールmailmaster@tosyokan.pref.shizuoka.jp       (メールの件名を「一周年記念講演会申込」とし、氏名、ふりが        な、性別、連絡先(電話番号)をお伝え下さい。        *当館からの返信メール、返信FAXで受付完了とさせていただ         きます。  ○申込期限:6月25日(土)まで ○問合せ先:県立中央図書館資料課図書係 電話:054-262-1243 ┌─────────────────┐ 3.│子どもの本に関するイベント情報 │  └─────────────────┘  県外各地で、子どもの本に関する講演及びイベントが開催されています。 「松居直氏連続講演会−ブルーナの絵本とのであい−」は盛況だったようです。  ◎教文館創業120年記念 松居直氏連続講演会'絵本のよろこび'    2006年3月までにわたる全10回の講演     第3回 6月16日(木)14:00〜15:30      〈むかしばなしと絵本 〜ことばで語る、絵で語る〜〉       申込み受付期間:5月3日(祝・火)〜5月31日(火) 第4回 7月14日(木)14:00〜15:30 〈かがく絵本の可能性 〜「かがくのとも」のはじまり〜〉 申込み受付期間:6月1日(水)〜6月28日(火) 会場:教文館9階 ウェンライトホール(東京都中央区銀座4-5-1) 参加費:1000円 定員:120名(先着順ではなく、申込み多数の場合、抽選) 申込み方法など詳しくは下記のサイトで http://www.kyobunkwan.co.jp/Narunia/events.html  ◎赤木かん子さん主催の「本の寺子屋」が下記の日程で行われます。   「和田中寺子屋」 場所:杉並区立和田中学校    6月4日(土)14:00〜16:00「ミステリからホラーへ」    6月25日(土)14:00〜16:00「ファンタジーの変遷。ハリーポッターは                 なぜウケたのか?」    7月9日(土)14:00〜16:00「リアル系と空想系、今の中・高生の本棚を                 作る」    7月23日(土)14:00〜16:00「特別企画:金原瑞人氏をお呼びして、                 YA文学の流れとこれからのゆくえ」        問い合わせ先等、詳しくは下記のサイトの「棚みがき通信」をご覧くだ さい。 http://www.akagikanko.jp/ ┌─────────────────────────┐ 4.│ 第51回青少年読書感想文全国コンクール課題図書  │  └─────────────────────────┘  社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社が主催する青少年読書感想文コン クールの課題図書が発表されました。また、本年度から応募部門が昨年度と変わ り、今まで1類・2類に分類して応募していたものを「自由読書の部」、3類とし て応募していたものを「課題読書の部」として応募することになりました。   現在、県立中央図書館の子ども図書研究室では、課題図書を展示しています。 (一部除く) 【小学校低学年】  ・『ないた』 中川ひろたか 作/長新太 絵 (金の星社)  ・『バスをおりたら・・・』 小泉るみ子 作・絵 (ポプラ社)  ・『ひ・み・つ』 たばたせいいち〔著〕 (童心社)  ・『アリからみると』 桑原隆一 文/栗林慧 写真 (福音館書店) 【小学校中学年】  ・『かげまる』 矢部美智代 作/狩野富貴子 絵 (毎日新聞社)  ・『いえでででんしゃはこしょうちゅう?』 あさのあつこ作/佐藤真紀子絵      (新日本出版社)  ・『犬ぞりの少年』 J.R.ガーディナー作/久米穣 訳/ かみやしん 絵 (文研出版) ・『スズメの大研究:人間にいちばん近い鳥のひみつ』国松俊英 文/関口シュン 絵  (PHP研究所) 【小学校高学年】 ・『歩きだす夏』 今井恭子 作/岡本順 絵  (学習研究社) ・『空のてっぺん銀色の風』ひろはたえりこ 作/せきねゆき 絵 (小峰書店) ・『ぼくらはみんな生きている:都市動物観察記』佐々木洋 文・写真 (講談社) ・『アレクセイと泉のはなし』 本橋成一 写真・文 (アリス館) 【中学校】 ・『秘密の道をぬけて』ロニー・ショッター 著/千葉茂樹 訳 (あすなろ書房) ・『魔の海に炎たつ:鬼が瀬物語』岡崎ひでたか 作/小林豊 画 (くもん出版) ・『甦れ、ブッポウソウ』中村浩志 著 (山と溪谷社) 【高等学校】 ・『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩 著 (角川書店) ・『天国の五人』ミッチ・アルボム 著・小田島則子/小田島恒志 訳  (日本放送出版協会) ・『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ:望まれる国際協力の形』 山本敏晴 著 (白水社)