*************************************************************** 子ども読書情報 *************************************************************** ┌──────────────────┐ 1.│「子どもの読書週間」標語募集 │  └──────────────────┘    ■(社)読書推進運動協議会では、2005年第47回「こどもの読書週間」 の標語を募集しています。「こどもの読書週間」は4月23日(子ども読書の 日)から5月12日までの3週間で、2000年の子ども読書年から実施され ています。  入選作は「子ども読書週間」標語に採用され、全国で使用されます。  問合せ:(社)読書推進運動協議会「こどもの読書週間」標語係                   電話 03−3260−3071                  http://dokusyo.or.jp/www/ ┌────────────────────┐ 2.│今江祥智氏の翻訳絵本を紹介します │  └────────────────────┘ ■「サティさんは かわりもの」  M・Tアンダーソン文/ペトラ・マザーズ絵/今江祥智&遠藤育枝訳 BL出版    サティの「ジムノペティ」はよく耳にする音楽です。そのサティの日常を   優しい目で見つめて書かれた絵本です。「サティは、天才で変人でしたし、   魔術師でも子どもでもあり、おろかな夢想家で、かんしゃくもちの紳士で、   現代音楽の最先端をいく中世音楽の作曲家でもありました。とどのつまり、   サティは、サティ以外の何者でもなかったのでした。」読み終わると曲を   聴きたくなると今江氏はあとがきで述べていますが、そんな気分にさせる   一冊です。 ■「わたしのくまさんに」  デニス・ハシュレイ文 ジム・ラマルシュ絵 今江祥智訳 BL出版    クマは森の中で拾った紙切れを「いったいなんだろう」と何年も思って   います。ある夏の午後、クマは一人の女性と運命的な出会いをします。初   めは遠くから眺めるだけの出会いでしたが…。女性は本を、それはそれは   楽しそうに読んでいるのです。何度か通ううちにクマは女性に呼びかけら   れ、そこから素敵な時間がスタートします。女の人はクマにいろいろなお   話をしてくれます。夏から秋、そして、冬。ある日、いつもの場所から女   の人の姿は消えていました。「わたしのくまさんへ」とたくさんの本を残   して。クマはそれらの本を大事に巣へ持ちかえり、本に囲まれて眠りにつ   きます。クマは本を読むことができるようにはなりません。でも、本に囲   まれた眠りの中で、ずっと女の人が本を読んでくれているのです。挿し絵   は暖かく美しい。今江氏の言葉「読み返し見返す度に、私はすっかり二人   に惚れ込んでしまいました。心和む一冊です。こんな一冊には、そうそう   出会えない気がします…。」