*************************************************************** 子ども読書情報 *************************************************************** ┌──────────────────────────────┐ 1.│子ども図書研究室講座 「子どもの本を選ぶ」 受講生募集 │  └──────────────────────────────┘  毎年、何千冊と出版される子どもの本。その中から、大人はどんな本を子ども に紹介していけばよいのか。子どもの本の選び方を学びます。   子どもに読み聞かせる本選びで悩んでいる方も是非ご参加ください。  講師は、どちらも松村雅子氏(富士宮子どもと読書の会)です。 ■子ども図書研究室講座 「子どもの本を選ぶ」 (連続2回講座・平日コース)  開催日:平成17年1月25日(火)・2月1日(火)     連続2回講座・平日コース     ※同じ内容の講座を土曜日コースでも開催します。  時 間:10:30〜12:30  対 象:子どもと本を結ぶ活動をされている大人の方  定 員:20名(先着順)   ■子ども図書研究室講座 「子どもの本を選ぶ」 (連続2回講座・土曜日コース)  開催日:平成17年1月29日(土)・2月5日(土)      連続2回講座・土曜日コース      ※同じ内容の講座を平日コースでも開催します。  時 間:10:30〜12:30  対 象:子どもと本を結ぶ活動をされている大人の方  定 員:20名(先着順)   ◆応 募:平日コース、土日コースとも、次のいずれかの方法でお申し込みくだ      さい。      1.電話またはFAX(企画振興課企画係)        電話054−262−1246        FAX054−264−4268       2.Eメール mailmaster@tosyokan.pref.shizuoka.jp        メールの件名を「子ども図書研究室講座 (平日コース、土曜日        コースの別) 申込」とし、氏名、ふりがな、 性別、連絡先住        所、電話番号を記入してください。             *当館からの返信メールで受付完了とさせていただきます。  ┌─────────────────────────────┐ 2.│子どもたちの読解力が急低下!(2003年国際学習到達度調査) │  └─────────────────────────────┘    経済協力開発機構(OECD)が発表した、日本の15歳の読解力が急低下 しているという事実に驚いた方も多いでしょう。文章を読み取る力を測る読解 力は、加盟国平均を500点とすると、日本は498点。前回の522点から 24点下がり、各国中で最大の下落幅だそうです。  この読解力の低下について、文部科学省は「子どもの読書量が落ちている」 ことを原因のひとつに挙げています。そして、教育現場に「朝の読書」の一層 の拡大を促すということもニュースで取り上げられていました。  12月10日付けの静岡新聞にも、このことが県議会で取り上げられ、教育 長が「読書活動の活発化」を(解決の)具体策としてあげたと記事にありまし た。子どもたちと読書・本を結びつける活動にとって、今以上に追い風が吹く ような様相です。  さて、ここで注意しなければならないことは「読書量」という言葉です。安 易に冊数やページ数で評価はできるでしょうか。世の中に数値で評価するもの はたくさんありますが、読書は数値で測るものではないと考えます。子どもた ちと本との出会いを考えるとき、その「本の質」を考えないわけにはいきませ ん。子ども達の競争意識をあおって読書に駆り立てることは、避けたいことに 思います。  ┌───────────────────────────┐ 3.│本の紹介:【森のなかへ】アンソニー・ブラウン作  │  └───────────────────────────┘   ■【森のなかへ】アンソニー・ブラウン作 灰島かり訳 評論社  朝起きたら、パパの姿がない。パパがいなくてさみしいけれど、ママに言わ れたお使いをしなくちゃいけないぼく。具合がわるくてねているおばあさんの お見舞いに出かけます。  ママは森の中に入ってはいけないというけれど、森の中を通った方がだんぜん 近道。それに早く帰ってきて、パパの帰りをまたなくちゃ。ぼくの通っていく 森の中には、なつかしい昔話の登場人物や場面が隠れています。それを一つず つ見つけながら、ぼくと一緒におばあさんの家に行くのも一興。いくつお話を 見つけられるかしら?見つけたお話をまた読みなおしてみるのも、楽しいかも しれません。遊び心にあふれた絵本です。遊びとお話の好きな子どもと、子ど もの心をもった大人のための楽しい絵本。  ┌────────────────────────┐ 4.│映画になった児童文学作品情報        │  └────────────────────────┘  12月1日号で「THE POLAR EXPRESS」と「ハウルの動く 城」を紹介しましたが、その他にもたくさんの作品が映画化されています。イ ンターネット上では「やまねこ翻訳クラブ」のページに日本未公開のものも含 めまとまっています。興味のある方は検索してみてください。 http://www.yamaneko.org/bookdb/gen/eiga/