現在位置:HOME > の中のメールマガジン > からリレーエッセー(第172回)
「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。
■第172回目は 富士市立中央図書館 関根 睦 (せきね むつ
む) さん です。
〜「練習をやめてしまえば・・・」〜
「トップアスリートも練習をやめてしまえばただの人」
こんな言葉をインターネットの検索やツイッターのなかで見つけました。
そう、まさにこの言葉の通り!
司書の資格があり、かつて10年以上図書館に勤務しましたが、特段の専門知識のなかった私は、毎日の経験こそが基本だったのだと気づきました。
昨年度まで4年間、町内会など地域の団体活動のサポートやまちづくり活動を
推進する仕事をしました。忙しい中にもやりがいがあり、地域の方と共に活動する楽しみもありました。このままこの仕事を続けていくのも悪くないと思っていました。
勝手な思い込みと反対に、再び図書館勤務に戻りましたが、何でもわかるスペシャリストを自負していた過去の面影はなく、何もわからないスペシャル素人に成り下がった次第です。練習がアスリートの能力を維持し高めるように、日々の仕事が司書としての能力を維持していたのです。
しかし、利用者の前に立つからには何も知らないというわけにはいけません。
電算システムを復習し、資料の並びを復習し、司書復活を目指し1ヶ月がたちましたが、まだまだ研修中かリハビリ中といった状態です。
さて、現在もう一つ私が目指しているものがあります。それはマラソン大会に参加し自己ベストタイムを出すことです。市民アスリートとしてこちらも練習を続けたいと思います。
次回は 富士市立中央図書館 西島 司 (にしじま つかさ) さん です。