現在位置:HOME > の中のメールマガジン > からリレーエッセー(第166回)
「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。
■第166回目は 菊川市立図書館菊川文庫 大石 千慧 さん です。
生涯学習と図書館
人は生涯にわたり必要に応じて自分に適した手段・方法を選び学習の活動を続けていく。
これは「生涯学習」という言葉の意味です。私は大学の講義でこの言葉を知りましたが、学生の頃はあまりピンときませんでした。社会に出た人で学習したいと思う人は極わずかな限られた人たちなのではないか?と思っていたからです。
そして図書館に勤めて4年以上が経つ今、子どもから年配の方までさまざまな年代の方から質問を受けます。学校の授業に関連した内容も多いですが、学生以外の方からも「化石について調べたい」「このことわざの由来は?」「この人物について詳しく知りたい」など、いろいろな質問を受けます。この仕事を通じて、何歳になっても「勉強したい」「知識を身につけたい」、もっと簡単に言えば「知りたい」と思うのは当たり前のことなのだな、と改めて気づかされました。
この「知りたい」と思うことが、生涯学習に繋がっていくのだと思います。そして、その「知りたい」をお手伝いできるのが身近にある図書館ではないかと思っています。インターネットが普及した現代、ネットを開けば知りたいことがすぐに調べられるかもしれませんが、ネットで調べただけでは得られない情報が図書館にはあると思います。
みなさまの「知りたい」に答えられるように、これからもよりよいサービスを行っていきたいと思いますので、「知りたい!」と思ったら、ぜひ図書館へお立ち寄りください。
次回は 菊川市立小笠図書館 後藤 桃代 さん です。