2012年7月の貴重書展示
貴重書に描かれた富士山
富士山は、古来より様々な資料で描かれてきました。地誌・紀行はもちろん、美術や文学、さらには富士巡礼のための絵地図など、さまざまな分野において富士山が描かれています。
今回は、当館で所蔵する貴重書に描かれた富士山を展示します。
展示期間・場所
期間 6月30日(土)~7月30日(月)
場所 静岡県立中央図書館 閲覧室 貴重書展示コーナー
展示資料一覧
書名等に【デジ】と記載のある資料は、当館のデジタルライブラリーで電子画像がご覧になれます。画像をクリックすることで、デジタルライブラリーの該当資料に画面が遷移します。
書名等 | 画像 | 略説 |
S220/1 『駿国雑志』 |
駿河加番(駿府城の警備役)として駿府に赴任した阿部正信が、天保14(1843)年に記した駿河国の地誌の写本です。 >詳細pdf |
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S291/15 『天保三年伊豆紀行』附録 「九十五年前の伊豆」 【デジ】 |
幕府奉行の木村喜繁が、天保3年(1832)に伊豆を視察した時の紀行文の画帳です。 >詳細pdf |
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Q291/19 『駿府風土記』 【デジ】 |
駿府近郊の名所旧跡、名産品、年中行事、駿府城内に関する詳細な記述と、駿府城町割図などの手彩色された絵図が掲載された地誌です。 | |
K915/27 『百富士』 【デジ】 |
河村岷雪が各地から見た富士山の風景を百図にまとめたもので、それぞれに俳句がついています。 | |
K915-108-021-053 『駿河薩多海上』 【デジ】 |
歌川広重が描いた「冨士三十六景」の1つです。 |
>近代デジタルライブラリー『駿国雑志』へ『駿国雑志』は、近代デジタルライブラリー(国立国会図書館)で全文がウェブ上にて公開されています(2012-07-01現在)。