本文へジャンプ
静岡県立中央図書館 
読み上げソフト用ページひらがなのページForeign languageサイトマップ
文字を小さくする標準に戻す文字を大きくする
文字の大きさ
簡単検索

ヘルプ
ホームご利用案内お知らせ概要交通案内

HOME > 館長室から> ―館長室だより― 平成31年2月


2月13日


 2月4日(月)の立春の頃は大分気温が上がり、文字通りこのまま春になってくれればいいな、と思いましたが、先週末来、大分冷え込みが厳しく、もうしばらくは寒い日が続きそうです。
 先週7日の木曜日には、当館において今年度第2回の県立中央図書館協議会が開催されました。閲覧室の修復工事を含めた本館の現状報告と、新館計画案へのパブリックコメント、今年度の重点取組、重点施策の説明と自己評価、来年度の取組など、盛りだくさんな内容でしたが、御出席いただきました委員の皆さまからは、職員に元気を与えてくれる建設的で貴重な御意見をたくさんいただきました。議事の詳細につきましては県のホームページで公開されることになりますが、新館が果たすべきは、文化の質を一層高めることにあるという御意見は、県民の皆さまから寄せられたパブリックコメントとともに、新県立図書館の役割の核にしなければならない言葉として受け止めました。
 もう一つ、とくに留意していかなければと思った指摘は、本館が実施している様々なサービスについて、関心のある方は知っているが、そうでない方も多いのではないか、ということでした。例えば、本館のホームページの存在を知っている利用者の方は様々な情報をそこから得るけれども、ホームページの存在を知らない県民の方が圧倒的に多いのではないか。Web以外にも紙媒体などのツールを使い、様々に広報はしているのですが、どの程度目に留まっているかを考えたとき、もう少し広報の工夫が必要であると考えました。


 2月10日(日)には、本館主催の健康医療情報講演会を実施しました。本館が年間を通じて複数回実施している図書館講座(葵レク)の一環で、健康医療情報講演会については、ここ数年は年一回実施しています。これまでに、食中毒、在宅介護、睡眠障害、うつ病、乳がん、大腸がん等をテーマとして取り上げ、昨年度は、皮膚疾患について講演を持ちました。
 今回は、静岡県立静岡がんセンターの呼吸器外科部長 大出 泰久先生に、「正しく知ろう 肺がん 〜発見から治療まで〜」の演題で、お話をお願いしました。
 テーマとしては、重いテーマでしたが、大出先生は、200枚くらいのスライドや動画も交えながら、本当はとても専門的で難しい内容なのだと思いますが、最新の医療を踏まえ、肺がんの症状、検査の種類、病気の進行ステージに合わせた様々な治療法など、聞き手にとって、非常にわかりやすく内容の濃いお話をしていただきました。講演後の質問の時間、参加者の方からたくさんの質問が出ましたが、一つひとつに、丁寧に答えていただきました。一日に2件くらいのオペをされていらっしゃるとのことで、普段から、患者さんにわかりやすい説明を心掛けているのが伝わってくる講演でした。
 本館は築50年であり、施設設備の老朽化は否めませんが、図書館の生命線である書籍・資料の充実は当然として、葵レク等のイベントも、お客様に満足していただける、内容の充実したものを続けていきたいと思います。


 


2月4日


 1月24日(木)、静岡県図書館協会 平成30年度第3回 調査研究委員会が当館で開かれました。
テーマを決めて2年間かけて研究を進め、成果物を県内図書館で共有し、各図書館のサービス・運営に生かしていく事を目途としています。
 今回のテーマは「高齢者サービス」で、研究の1年目です。研究委員として、富士市立中央図書館の加藤豊裕館長に委員長をお引き受けいただき、伊東市立伊東図書館、裾野市立鈴木図書館、富士宮市立中央図書館、静岡市立西奈図書館の御協力を得て、当館職員も加わり、構成されています。日々のルーチン業務に加えての研究であり、各館の皆様にはお忙しい中を御協力いただき、ありがたく思います。日頃から図書館同士の横の繋がりが緊密で、協力体制を大切にしているのが静岡県内の公立図書館の強みかなと感じます。


 内閣府の平成30年版高齢社会白書によりますと、我が国の総人口は平成29年(2017年)10月1日現在で1億2,671万人、内、65歳以上の高齢者人口は3,515万人であり、総人口に占める割合は27.7%(4人に1人は65歳以上)です。
 人口推計によれば、総人口は減少していく中で高齢者の割合は上昇し、50年後の平成77年(2065年)には総人口8,808万人、65歳以上が人口の38.4%(2.6人に1人)、ちなみに75歳以上で見ると25.5%(4人に1人)。
 平均寿命は平成28年で男性80.98歳、女性87.14歳。さらに、厚生労働省の2018年3月の発表では、健康寿命、つまり、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる年齢は、男性72.14歳、女性74.79歳だそうです。


 「高齢者」という行政的な響きも感じる用語でくくられることに抵抗感を抱く方もおられるでしょうし、もちろん個人差もあると思います。しかし、年齢を重ねることで、身体の機能が少しずつ低下してくることは、実感として否定できないことでもあります。自分のことに照らしてみれば、40年ほど前、高校時代に購入した書物(昔はページ数の節約もあったのでしょうか、現在に比べ文庫の文字も小さいです)は、そのときは平気で何とも感じませんでしたが、今、読み返そうとすると、老眼・近眼用どちらの眼鏡を使うよりも、眼鏡を外し、本に顔を近づけて読むのが一番早い方法となりました。もちろん眼精疲労は如何ともしがたく、長い時間読むのは苦痛になりました。

 急速に進行する社会の高齢化に対し、図書館に何が求められ、またどのようなサービスが提供できるのかは、図書館関係者の中で、これからの時代に向けての重要な課題の一つと認識されています。全国的に見ても、例えば私も事例発表を聞いたことがあるのですが、名古屋市山田図書館の「音読教室」など先進的な取組みを試みている図書館があります。
 本研究委員会も、7月の第1回から、具体的な調査方法、アンケート内容等の検討から始まり、
今回は、実施した利用者、図書館職員対象、その他各種アンケートの結果報告と分析を踏まえて、来年度に向けた作業、試行的取組みなどについて、内容の濃い話し合いがなされました。最終的な成果物は来年度、複数回の研究委員会を経て完成の予定です。


   静岡県立中央図書館
   
   所在地 : 〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-1
   電話 : 054-262-1242(代表)
    FAX : 054-264-4268
     
     
著作権・リンク等について

お問い合わせ

https//www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/m/
QRコード
Copyright (c) Shizuoka Prefectural Central Library All Rights Reserved.