図書館力アップ!県立中央図書館活用ガイド1 基礎知識
県立中央図書館の基礎知識
皆さんが「県立中央図書館」と聞いて思い浮かぶことは何でしょうか?
「堅苦しい」「静か」あるいは「えっ?県立の図書館なんてあったの?」
美術館の隣
県立中央図書館は県立美術館の隣にあります(美術館が建つ以前から当館はありましたが...)。
最寄りのJR草薙駅または静鉄県立美術館前駅から歩いて坂道を登ること約20分(!)、というと過酷な道のりのように聞こえますが、当館の周辺には実に豊かな自然が広がっています。 季節によって表情を変える木々や花々、あるいは古墳などを眺めながら歩いていると、気がついたときには当館に到着しています(嘘ではありません)。
※専用駐車場、路線バスもあります。 交通案内はこちら
返却はお近くの図書館でも可能(一部除く)
「美術館に来たついでに図書館に寄ったけれど、本を返しにここまで来るのは大変」
このような場合には、お近くの市町立図書館のカウンターに県立中央図書館の資料の返却ができます(静岡市立(蒲原を除く)の図書館など、返却ができない図書館もあります)。
また、お近くの図書館にご希望の資料がない場合には、県立図書館や他の市町立図書館から資料を借りることが可能です。
欲しい資料がない、という場合にもあきらめないで、職員に是非ご相談ください。
※新刊書や雑誌等取扱いできない資料もあります。
延長はHPまたはお電話一本!
わざわざご来館いただくかなくても、資料の貸出延長処理が可能です。
貸出期間内に当館HPにアクセスして手続きをするか、開館時間中にお電話を一本ください。それで完了です。
※延長は予約がついていない場合で、一回に限ります。
堅苦しい図書館? だけどさくらももこ??
確かに難しそうで堅苦しいと感じられる資料が多いかもしれません。皆さんがよく利用する市町立図書館とは蔵書の構成が大きく異なっているのではないでしょうか。
県立中央図書館は、「調べる・考える・解決する」ための図書館として、調査研究の参考となる資料を積極的に収集しているのです。そのため、研究書など難しそうな資料が他の図書館と比べて多いのかもしれません
しかし、静岡県に関係する資料(地域資料)はマンガ等を除きあまねく収集しています。さくらももこさん(旧清水市出身)のエッセイだってあるのですよ。
一人20冊、3週間!
県立中央図書館の資料の貸出可能数は、図書、雑誌・付録は合わせて20冊まで、これとは別に、視聴覚資料は3点まで、3週間(22日)貸出できます。
ゆっくりと、たくさんの資料をご利用いただけます。
今回はご来館いただかなくてもご利用いただけるサービスも紹介しましたが、図書館職員としては、是非みなさんに足を運んでいただきたいと思っています。
欲しい資料を効率よくピンポイントに探すことはもちろん肝要ですが、少し脱線して、何の気なしに書架を眺めれば、学生の時に必死に読んだ本や新たな趣味を開眼させる本に出会うことができるかもしれません。
皆さんのお越しを心からお待ちしております。
※サービスの詳細は利用案内をご確認ください。