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									K080-7, K021-50 
										[「訳鍵」 文化7年(1810)初版] | 
								 
								
									正式名称は「Nederduitsche TAAL 訳鍵 」といい、稲村三伯の門人藤林普山(泰助)(1781−1836)が刊行した「ハルマ和解」の縮小版。しかし「ハルマ和解」から単純に単語を抜粋して作ったものではなく、単語や訳語の選択に十分配慮して改編を進め、有効な蘭和辞典として多くの蘭学者に愛用された。 
										「ハルマ和解」が僅か30部の刊行であったのに対し、「訳鍵」は100部刊行され、さらに文化7年(1824)には、藤林の門人でもある中沢権之助によって再版100部が刊行された。 
										本書は和綴じ本で「浜松瞬養学校」印、静岡中学校の分類ラベルが見られることから、いわゆる「静岡中学校移管図書」(静岡県立葵文庫の開館に備えて、大正13,14年に静岡中学校から移管された図書)の一冊であることが分かる。なお、当館には、厚手のハ−ドカバ−をもつ洋装本(K012-50)もある。 
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										<参考文献> 
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											849−2 「江戸時代蘭語学の成立とその展開 III」 
											 
										 
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