幕末の対外交渉史/亜墨利加紀行(あめりかきこう)(写本)

aj13
 安政5年(1856)、幕府は日米修好通商条約に調印した。アメリカ側代表は初代駐日総領事のハリス(Townsend Harris)である。万延元年(1860)、条約の批准書交換のために、新見る豊前守を正使とする遣米使節団はアメリカ艦船ポ−ハンタン号で合衆国に赴いた。この日本人初の太平洋横断に、勝海舟を艦長とする咸臨丸が同行したことや、福沢諭吉が一行に加わっていたことはよく知られている。
 本書はこの使節団に随行した小栗忠順(ただまさ)の従者の一人が記録した日誌である。
 当館所蔵本は写本4冊である。

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