幕末の兵法書/陸軍士官必携

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 英国セント・ホルスト兵学校教官マクドゥーガル著『戦争論』の訳書である。本書は戦争の実例を理論的に分析した戦術書で、内容は実践的な色合いが濃く、実践の舞台となった戦地の地図を豊富に載せ、具体的な進軍の過程等が解説されている巻もある。
 幕末から明治初年にかけて活躍した英学者である渡辺一郎(1837-1898)によって訳され、慶応3年(1867)に刊行された。
 本書は全10巻であるが、当館所蔵分は第1〜5巻である。

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