*************************************************************** 子ども読書情報 *************************************************************** ┌────────────────────┐ 1.│河津町子ども読書活動推進計画 │  └────────────────────┘     平成13年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が出され、 16年1月には「静岡県子ども読書活動推進計画」が発表されました。市町村 においては策定作業が進められているようですが、県内のトップをきって、河 津町で計画が発表されました(16年12月)。「河津町子ども読書活動推進 計画」では、家庭、幼稚園・保育所など・学校、図書館(地域)における読書 活動の具体的方策が明らかにされ、推進のための諸条件の整備・充実策があげ られると共に、努力目標も掲げれています。  合併の状況により市町村ごと時期的な差はありましょうが、今後次々と策定、 発表されることが予想されます。 ┌───────────────────┐ 2.│「言葉の文化」を取り戻そう   │  └───────────────────┘  (社)読書推進運動協議会から発行されている「読書推進運動」No.446に 読進協会長であり、講談社社長でもある野間佐和子氏が巻頭言を書かれています。 ―いま日本は「言葉の文化」の大切さを取り戻さなければならない時だとも考え ます。読書によって、きちんとした「ことば」を学び、その「ことば」によって コミュニケーションを深め、人間関係を穏やかなものにしていく。そんな社会に していきたいと願っております。―  詩人・長田弘氏の詩、中学校3年生の国語教科書にある『最初の質問』の最後 の1行、「時代は言葉をないがしろにしている」が思い起こされる内容でもあり ました。 ┌───────────────────┐ 3.│不読者の数 減少   │  └───────────────────┘  平成16年度第4回静岡県読書活動推進会議が、2月18日(金)に県庁にて 開催されました。この会議で「子どもの読書活動の現状(概要)」について報告 がありました。以下に子ども読書に関する事項についてお知らせします。  子どもの読書活動を語る中で、具体的な数値として必ず出てくるのが「読書冊 数」です。小学校では7冊、中学校では2.5冊等があげられています。ただ、 数値が上であれば良いというものでもなく、1冊をじっくり読む子や、何度も何 度も繰り返し読む子のことを考えると、あくまでも参考値として捉えればよいも のにも思えます。  そんな数値の中で、注目したいのは「不読者」の数です。県教委、平成16年 4月の調査によると中学校・高等学校の不読者の割合は平成15年6月に比べる と減少しています。 (中学校7.6%→7.1%  高等学校39.5%→27.7%)  特に高校生の不読者が減ったのは注目すべきことです。  残念ながら、小学生は読まない子が増えていますが、調査の時期が新学期開始 直後ということも影響しているかも知れません。(4.3%→4.7%)