わが国の輪郭
皇国沿海里程全図

■共通解説
元禄年間に、幕府の命によって作成された国絵図をもとに、沿海の日本全図が作成され た。
作図の目的は沿海航路を明らかにするためといわれている。北海道や本州北部の形は歪ん でいるが、朝鮮半島南部、沖縄諸島までの広範な海域が描かれている。沿海航路は朱線で、 距離は里数で表されている。駿河湾内には、清水から「豆州子浦エ十三里」とあり、掛塚 (竜洋町)、子浦(南伊豆町)、下田などが書き添えられている。陸地には国名や国境、主 な町や港が記載されている。
(注)本図は大きさ355cm×446cmの軸物です。形態上、一般の閲覧を制限しています。

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