ライブトーク
「図書館の意義、本の意義とは? ~災害時の図書館をきっかけに~」
図書館や本がなぜ必要なのか。
この問いに対する答えは、災害時にこそ顕在化します。震災時に図書館の果たした役割をきっかけに「心の豊かさ」「癒やし」を超えた図書館や本の意義について皆さんと考えます。
パネリスト
佐藤 健二 ( さとう けんじ ) 氏
<東京大学大学院人文社会系研究科教授>
1957年群馬県生まれ。専門は社会学。東京大学文学部卒業、東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。博士(社会学)。法政大学を経て、1994年から東京大学文学部助教授、2000年に大学院人文社会系研究科文化資源学専攻を併任、2005年から現職。単著に『読書空間の近代』(1987)、『流言蜚語』(1995)、『社会調査史のリテラシー』(2011)、『ケータイ化する日本語』(2012)、『論文の書き方』(2014)、『柳田国男の歴史社会学』(2015)、『浅草公園凌雲閣十二階』(2016)などがある。
塚田 薫代 (つかだ しげよ ) 氏
<静岡県立こども病院医学図書室 医学司書 ヘルスサイエンス情報専門員 上級>
1960年静岡市生まれ。国立図書館短期大学(筑波大学図書館専門情報学群の前身)卒後、日野市立図書館就職、岡崎市立図書館等を経て1993年より現職。医学図書室の傍ら入院中の子どものための「わくわくぶんこ」を1996年より主宰。また、患者へ医学情報を提供する患者図書サービスにも力を注ぐ。2010年より当年までJMLA(日本医学図書館協会)健康情報WGメンバー。共著に『やってみよう図書館での医療・健康情報サービス』
コーディネーター
石井 正己 (いしい まさみ ) 氏
<東京学芸大学教育学部人文社会科学系教授 一橋大学大学院連携 教授>
東日本大震災後、『震災と語り』(2012年)、『震災と民話』(2013年)、『昔話を語り継ぎたい人のために』(2016年)で、このつらい体験を未来に生かす方法を考えた。地元の東京では、『文豪たちの関東大震災体験記』(2013年)で、災害文学という概念を提案した。伊東市宇佐美の小学生が書いた関東大震災の作文を分析した論文もある。岩手・宮城・福島各県はもとより、国内外で震災に関する講演を続け、新聞や雑誌に寄稿してきた。
項目 | 内容 |
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日時 | 平成28年11月7日 月曜日 10:50~12:45(諸連絡を含む) |
会場 | 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 1階中ホール「大地」 |
その他 | 磁気ループと手話通訳があります。 |
問合せ先 | 静岡県立中央図書館 企画振興課 振興係 TEL 054-262-1246 |